◯-wordであるある

直接的な表現を避けるため、◯-wordという表現をたまに聞きます。◯にはある単語の頭文字が入るようです。そのなかから有名なのを今回は紹介。

L-word、愛の言葉

ドラマの中でよくあるシーンの一つが、「I love youと言われたけど、唐突だったり心の整理がまだできてないとかで、Thank you.と返してしまった」というシチュエーション。あるある度は、水戸黄門で言えば、黄門様や八兵衛のそっくりさんが出てくる感じでしょうか。この場面から、仲がこじれる→また付き合いだすというプロット引き伸ばしの技術にもなってる気がします。

次は、『The Last Man on Earth』シーズン1 エピソード11のトッドとメリッサの朝食のシーンから。昨日I love youにthank youと返されたトッドは、パンケーキの形をいつものハート型から普通の丸にしてメリッサに出します。メリッサは昨日のことが影響していると気付き、軽々しくL-wordは口に出したくない、と弁明していますね。昨日I love you too.とloveを使わなかったので、今日も避けようとしている心理の現れでしょうか。

ト:Good morning.
  Here you go.
  Breakfast is served.
メ:What's this?
ト:Uh, did I miss something?
  It's juice, syrup, pancake.
  All there.
メ:Todd, what's wrong?
ト:Nothing's wrong, everything's great.
メ:Look, I'm sorry about the other day.
  It's just I don't take saying the L-word lightly.

The Last Man on Earth シーズン1 エピソード11

P-word、Pの件

上記のL以外にもなんでもこの表現は応用できます。『ビッグバン★セオリー』シーズン4 エピソード3では、ラジが前のシーンでトイレをpotty(おまる)とindirectに言い換えたのを普通に言えと忠告を受けての次の場面。ラジがまた使うので、ハワードがP-wordの件はもう話しただろ、と暗にその単語を使うなと忠告。それに対し、ラジは僕を変えようとするな、と反撃していますね。ちなみに、シェルドンがこのシーンおかしいのは、エイミーと喧嘩した直後だからです。物理より脳科学が優れていると言われたら、シェルドンが怒るのもやむを得ないですね。

f-wordという言い方もありますね。Fが何を指すかは、海外ドラマや映画を観ている人にはring the bellだと思います。

レ:I gotta tell you guys, I'm a little worried about Sheldon.
ハ:We're all a little worried about Sheldon.
レ:No, I mean since the Shamy hit a reef.
ハ:Oh, I thought you were just making a generalization: "You know, I'm worried about Sheldon "someday setting off a low-yield nuclear device because the cafeteria ran out of lime Jell-O."
ラ:What does "hit a reef" mean?
レ:Uh, went splitsville.
ラ:Pardon?
ハ:Turned to boom-boom.
ラ:Ah.
レ:I think Sheldon really misses Amy.
ハ:You should lend him your copy of Bombay Badonkadonks.
レ:He got a cat to keep him company.
ハ:You're kidding.
レ:He takes it everywhere: to bed, to the bathroom.
ラ:He takes the kitty to the potty?
ハ:I thought we discussed the P-word.
ラ:Don't try to change me, dude.
  I am what I am.

The Big Bang Theory シーズン4 エピソード3