翻訳できない英単語達(1) Serendipity / Gobbledegook
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全ての英単語がそのまま日本語の単語に翻訳できるわけではありません。中には一言で言えなくて説明が長くなってしまうもの、文化的背景がわからないと説明すらできないものなどがあります。そういう単語をUntranslatable Wordと言うんだそうですが、一昔前に英単語でUntranslatable Wordなものベストテンが発表されたそうです。ここでは、それらがドラマでどう使われているかみていきます。
Serendipity / 思いがけないものを発見する能力
みんな大好きSerendipityです。既に日本語化されてしまった感もあります。科学の分野だとペニシリンなんかの発見がそれにあたりそうです。(追記:)というか、このブログのドメインになってしまいました(笑)
次はGilmore Girlsのシーン。マックスとの婚約に怖気づいたローレライはローリーと車でStars Hollowをアテもなく出奔します。その車内での会話。
ローリー: We have to figure out where we're going.
ローレライ: No, we don't.
ローリー: Mom.
ローレライ: The point of this is to be spontaneous to drive and land someplace we've never been and never expected to be.
ローリー: Sounds risky.
ローレライ: Sounds exciting.
ローリー: Serendipity has never been kind to us.
ローレライ: Yes, but I talked to Serendipity on the phone last night. She feels bad about how she's treated us in the past.
Gilmore Girls/Season 2/Episode 4
行く宛もない状況を不安がるローリー。Serendipityを擬人化して私たちに親切にしてくれたことはないと言います。それに対し、ローリーの不安を払拭すべくローレライは、昨日電話でSerendipityと話したと言います。会話が知的でなかなかウィットに富んでいます。Serendipityの代名詞はsheなんですね。
Gobbledegook / お役所言葉
次の単語はGobbledegook。役人が作る文章が分かりにくいのは洋の東西を問わないようですね。
次もGilmore Girlsから。バンドツアーで貯めたお金をコンピュータに使い込んだメンバーに激怒のレーン。マニュアルが難しくてセットアップを諦めたメンバーをよそに、レーンは一人マニュアルを読みます。ZACHは最終的にレーンとくっつくイケメンの男。彼は翻訳にR2-D2を買うべきとの意見。BRIANがマニュアルをGobbledegookと例えます。ちなみに彼はメガネを掛けた賢そうな男。覚えている人もいるのでは。
ザック: You're wasting your time, Lane.
ブライアン: That manual's just a bunch of gobbledygook.
ザック: Got to be R2-D2 to understand that thing.
レーン: No, you just have to spend more than six minutes trying to figure it out before giving up.
Gilmore Girls/Season 6/Episode 4
まずは2つのUntranslatable Wordsですが、さすがはボキャブラリーが幅広いGilmore Girlsに軍配と言った感じになりました。このまま千秋楽までぶっちぎるのか?乞うご期待!
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