海外ドラマの中の「クジラ構文」は否定したい事に突飛な例を付ける
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皆さんはクジラ構文なるものを御存知でしょうか?受験英語で出て来る有名な構文で
A whale is no more a fish than a horse is.
クジラが魚でないのは馬が魚でないのと同じ。
というクジラで始まるものです。こんな構文日常会話で使う訳がないとか、小説とかに限られたものと思ってしまうのですが、真実は果たしてどうなのでしょうか? 海外ドラマのセリフでチェックしてみましょう。
今回はシチュエーションの説明無しで、該当部分のセリフだけ抜き出してあります。意外な結果が待ってました。
you could no more help me than you can fly to the moon.
The Mentalist/Season 2/Episode 20
I believe we can no more trust him than trust a wild boar.
Vikings/Season 4/Episode 8
We're no more a team than the people staying in the same hotel are a team.
The Office(US)/Season 7/Episode 14
未満を意味するのno more thanと(あと通常比較級の否定と)ごっちゃになるので詳しくは見てませんが、それでもすぐ例が出てきました。使われているんです。
ここで分かるのは、この構文って否定したい文に突飛な例をthanでくっつけて、〜でないのと同様だと言ってるだけなんですよね。Mentalistの例だと君が月に行けないのと同様だし(しかも全然関係ないw)、Vikingsでは野生の猪を信用できないのと同様、The Officeでは同じホテルに偶然滞在してる客がチームでないのと同様、と言った具合です。
残念なのは、日本のクジラ構文がそれほど大げさに言っていない点。例えば、horseでなくhoseにしてはいかがか。クジラが魚でないのはホースが魚でないのと同じ。これくらい突き抜けたほうが英語っぽいですね。あるいは鉄板トランプ大統領ネタで、than Donald Trump has a nice hairdoを付けて、○○でないのはトランプの髪形が素敵でないのと同様。うむ、全てに対応できる例だ(笑)
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