英語「Sayonara」が持つ日本語「さよなら」に無い意味とは?
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クックック
これでお前ともSayonaraだ
短い間だったが楽しかったぞ
別れの挨拶は「Sayonara」でOK?
先日、英語での別れの表現を調べた時に、もう別れの挨拶は『GOTHAM/ゴッサム』で使われていた「Sayonara」でいいんじゃね?と思ったわけですが、この「Sayonara」で本当に通じるのかどうか、他の海外ドラマでも確認してみたいと思います。
海外ドラマでの「Sayonara」
『ベター・コール・ソウル』の場合
死姦した罪に問われた高校生三人組の弁護で、一人頭$700貰えると思ったジミーは、1裁判で$700と聞いて立腹します。「こんな仕事二度とやるか」と窓口の女性に捨て台詞を吐いて(笑)、「Sayonara」です。自分はこんな仕事やらないんですから、今後永久に会わない感じですね。
ジミー: You are gonna miss me. ‘Cause it’ll be a cold day in hell before I do any more P.D. Work for this shitty court! Sayonara, baby!
![Better Call Saul [Credit: AMC] 『ベター・コール・ソウル』で、ジミーが裁判所の窓口女性に「さよなら」と言う](better-call-saul-sayonara.webp)
『LOST』の場合
なかなか口を割らない生存メンバーに、Othersは誰か一人殺すと脅します。それでも居場所を吐かない生存メンバー。Othersはそれではとジンを殺そうとします。引き金を引く直前に「Sayonara」とジンへ最後の言葉。しかし間一髪、口を割るメンバーが出ます。あの世へ送ろうとしてるんだから、こちらも永久の別れの意。
生存メンバー: The radio tower.
![Lost [Credit: ABC] 『LOST』で、ジンの頭に銃口を突きつけて処刑しようとするアザース](lost-sayonara.webp)
『カルメン・サンディエゴ』の場合
アニメ『カルメン・サンディエゴ』では、アイビーが敵から逃れ船に着地した時に、敵に向かって「Sayonara」ですね。もちろん、今後会うつもりはないでしょうね。
![Carmen Sandiego [Credit: Netflix] 『カルメン・サンディエゴ』で、アイビーが敵からうまく逃れて「Sayonara」](carmen-sandiego-sayonara.webp)
Urban Dictionaryでの「Sayonara」の説明
というように、英語の「sayonara」にはなぜかこれで最後・もう二度と合わないが含意されるんですよ。なかなか面白い現象ですよね。
実際、Urban Dictionaryの説明でも:
Sayonara
日本語のグッバイ。しかし、最終的であるニュアンスを持つ。
Japanese for ‘goodbye’; however, it carries more finality.
とあって、「これで最後」の意味を含んでいるのが分かります。
最後に
手元の字幕DBで十数件もヒットしたので、Sayonara自体は普通に通用することは確かなようです。でも、英語のSayonaraは日本語の「さよなら」とはちょっとニュアンスが異なり、永久の別れや最後の別れの意味が強いですね。
ということで、英語の「Sayonara」は『LOST』の例のように、悪役がヒーローを殺す間際の掛け声にぴったしかな(笑) まあ、通常邪魔が入るのがお約束ですが。
日常の帰り際挨拶としてはどうかなーという感じです。ムカつく上司が海外へ飛ばされたのなら「Sayonara」でOKでしょうか?(笑) でも、すぐに戻ってくるかもしれないから、ほどほどにね。それでは、
Sayonara~
おっと、これでは皆さんと永遠の別れになってしまうんでした(笑) Scratch that!(今のは無し)
さよなら〜
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