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oxymoronは矛盾語法という言語学の用語(永遠の一瞬等の矛盾した表現)だけど、語源の観点で見ると面白い英単語。oxyは鋭いの意でmoronは鈍いの意(から転じて馬鹿の意味で有名)なので、oxymoronという単語自体矛盾してるoxymoronなわけ。似たようなoxymoronな英単語にはpreposterousがある。こちらも語源で見てみると、pre(前)でpost(後)であるので不合理というわけ。

脱線はここまでで、さっそくドラマでどういう表現がoxymoronか見てみましょう。

ギルモア・ガールズ

驚いたことにこのoxymoronという単語、Gilmore Girlsでのみヒット。ビッグバン★セオリーなんかでもありそうなのに。あるいはブレイキング・バッドのウォルターなんかも指摘しそう。

最初のシーンはルークのダイナーの壁の色を変えてしまうローレライ。もう一つ変えたいところはカーテンでした。それも男らしいカーテン。さすがにカーテンは男の領域ではなさそうということでルークもoxymoronと指摘します。

ローレライ: Can I make one more suggestion?

ルーク: Nope.

ローレライ: Curtains.

ルーク: No.

ローレライ: Manly curtains.

ルーク: Oxymoron.

Gilmore Girls/Season 1/Episode 15

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Gilmore Girls [Credit: The WB]

次のシーンは結婚をすっぽかし車で逃げ出すローレライ。お気に入りの曲を持ってくるのを忘れます。ラジオはChristian rockがかかるばかり。確かに、Christianityと rockの精神は矛盾する感じですね(笑)

ローレライ: The radio's only playing Top 40 and Christian rock. 'Christian rock. ' There's an oxymoron. I need my tunes!

Gilmore Girls/Season 2/Episode 4

最後に

Oxymoronの矛盾性、面白いですね。自分だったら、どういうかな? 清廉潔白な政治家とか?(笑)