(追加レビュー)The Gifted エピソード8まで - ドラマの中の英語

最近放送が開始されたThe Giftedの紹介。単なる超能力ものと思ったら結構本格的でストーリーも練られたものだった。The Giftedの世界ではミュータントと呼ばれる特殊能力を持つ子供が少ない割合ながら産まれるようになっていた。時の政府はこれを看過せず、どんな理由にせよ社会に被害を被る超能力の使用を固く禁じ、違反した場合には隔離施設送りとする法を整備する。それを良しとしないミュータントの一部グループは地下に潜り政府との対立姿勢を鮮明にしていく。そんな違反ミュータントを捕まえる地方の法執行機関で働くリードはとある騒動で我が子二人がミュータントであることを知り、更に上位組織の国家機関が動いていることを察知し我が子の生命の危機を感じ、二人をメキシコへ逃がすことを決断。同僚に地下組織のコンタクト方法を極秘資料から盗み出させ、ミュータント組織と連絡を取るのだが、実はリードが数日前に捕まえたミュータントはその組織リーダーの彼女だったことから話は複雑に。彼の運命の歯車は、隔離施設からワープ能力で逃げ出したミュータントの追跡から奇妙に噛み合わなくなっていく・・・

超能力を使って悪者をやっつけるスーパーヒーローものはつまらないけど、この人類との対決する構図は面白い。ミュータント側も能力がいつでも使えるわけでもなく、感情の高ぶりによるのや暴走したり制限がある。各ミュータントによって能力が異なるのも、一人ひとりの能力はそれほどでなくても、組み合わせで無限の可能性を感じさせる。こう書くと人類側が不利すぎるとも思えるが、超能力と言ってもドラゴンボールの太陽拳並のただ光る能力とかもあるし、政府側がなんか超ハイテクな攻撃兵器を持っていていい感じに均衡が保たれるようだ。最初のエピソードを見た感じだと、筒井康隆の有名な七瀬ふたたび的な感じもした。弾圧されてる感じとか。ただ、ミュータントはかなりいる感じだ。超能力がどこかで見たものだらけなのや、CGや役者にもうちょっと頑張ってもらいたい点を除けば、個人的に及第点かな。時間遡行者は現れるのか?(笑)

英語自体は印象があまり残ってないので可もなく不可もなくってところ。タイトルのgiftedは障害者をchallengedと言い換えるような感じでミュータントをthe gifted、才能ある者なのかな。婉曲表現euphemismっぽい。でもドラマ内では、一般人からはmutieと呼ばれていますね。

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