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Netflixなどのオンラインストリーミングサービスが独自コンテンツを作り始めている今日このごろ。しかも、ネットドラマと侮るなかれ、昨今はレベルが高いものが多い。以前紹介した80年代女子プロレスリングをフューチャーしたGLOWもそうだし、今回紹介するOzarkもそんな1つ。麻薬ビジネス、マネーロンダリングということで、ブレイキング・バッドと映画アカウンタントを想像して食指が伸びていなかった。しかし、暇な週末ふと見始めたら、一気呵成にシーズン1半分を見終えてしまった。やはり評判が良いのを食わず嫌いするのはアカウンタント・・・・。以下筋の紹介が少しあるので注意。

www.imdb.com

始まりの舞台は現代のシカゴ。フィナンシャル・プランナーとして働くMartyは不倫する妻を持つ一方、裏の顔を持っていた。そう、メキシコカルテルのマネーロンダリング担当。しかし、同僚がその金をくすね取ったことから全員ドラム缶詰めで東京湾的な場所に沈められる憂き目になる直前、最後の命乞いで、片田舎のOzarkでマネロンすればFBIも目をつけてないから巨額の資金を洗浄できると口八丁手八丁で信じ込ませることに成功。ミズーリ州オザークへ家族一同引っ越しすることになる・・・。そこには巨額の現金を扱うビジネスなど無く、ストリップクラブのオーナーにも近づいたところ意図を見透かされ八方塞がり。マフィアとのマネロンを軌道に乗せる期限も刻一刻と迫っていく中、さて、どうなるか?

という感じだが、まずこのタイトルにもなっているOzarkの町が良い。湖が広がる田舎だが、街全体がアクビをした感じや鬱蒼とした自然もあり空にはハゲタカが舞っている雰囲気。そんな自然をドローンかなんかで俯瞰的に摂るシーンも結構あるのが今どき。人々も田舎だけあって一癖も二癖もある連中だ。頼りになるのは家族と思いきや、妻との関係は冷え切っているみたい。だが、生死がかかっているので妻も夫に協力している。Martyの二人の子供もちょっと精神的におかしくなっていく感じ。特に男の子は、父のカルテルとのビジネスをネットで調べるうちにカルテルの裏切り者の殺し方等を学んで、死に対する異常な興味を持ち始める。また、Martyを怪しむFBI捜査官がOzarkにアンダーカバーで潜入してるが、こいつがゲイなのでちょっと面食らう。既に家族にはMartyの裏稼業がバレているので、ブレイキング・バッドの時のような家族にいかにバレずに、みたいなのは望めそうにないけど、伏線が色々張られているので詰まらなくなる心配はなさそう。ストリップクラブのシーンはおっぱい丸出しなので家族と見る時は要注意。いずれにしても、見て損はない海外ドラマだ。でもロゴマークがダサいので変えて欲しい。

英語はFワードが多いことを除けばそれほどでもない。ミズーリ州ということで、イディオムfrom Missouri(疑い深い)が出てこないかちょっと期待しているけど(笑)