『NYボンビー・ガール』のポスター

紹介し忘れていたTVショーも紹介していくことにします。

まずは、シットコムの『NYボンビー・ガール(2 Broke Girls)』。brokeは壊れたとか言う意味ではなく、ここでは無一文・貧乏の意。そんなGirlsということで、Girlsなドラマと言えば『ギルモア・ガールズ』しか知らない自分はどんな女性陣かと期待してみたら、想像通りの女性マックスが出てきた。ちょっとcurvyで巨乳のマックスは、スラム街で育った根っからの下流階級だ。そんなマックスがウェイトレスとして働いているのが、韓国系アメリカ人ハンが経営するダイナー。このハンはちびっこなので、いつもネタにされている。喋る英語は韓国人英語っぽくない独特な感じ。そんなダイナーに職を求めて現れたのがスリムなキャロライン。昨日まで超大金持ちだったのに、お父さんがねずみ講で捕まってしまい無一文(broke)&犯罪者の娘扱い。だから2 broke girlsという訳。この文字通り凸凹コンビがこのダイナーで巻き起こすトラブルや、マックスの長年の夢のカップケーキビジネスを軌道に乗せるまでのゴタゴタ、二人の浮いた話を余すこと無くコメディにしたものがこのNYボンビー・ガールって感じ。この二人の極端な対称性が本作品を彩り豊かにしている。体型もしかり、育ちも然り、言葉遣いも然り。あと脇役のマイノリティの方々も。マックスは下流出身だけあって汚い言葉を使うけど、キャロラインは上流階級でMBAまで持ってるくらいだから最初はお互いの単語が通じなかったりもするのがおかしい。キャロラインは当初お金持ちの癖が抜けなかったりするのだが、だんだん古着屋を活用しだしたりして下流に馴染んでいく。言葉遣いもシーズン開始からは変わっていると思う。笑いは基本的にシモネタの方向に走る嫌いがあるので、そこが苦手の人には無理かな。おおらかに笑って許せる寛容さがこのドラマの視聴には必要。個人的には、下品&外国訛英語も知ることができるという事もあって気に入っていたのだけど、残念ながらシーズン6で更新なしで終わりになってしまった。しかし、トータルエピソードが137ということで、目安の100エピは超えている。

ポスター等で改めて見るとマックスの中の人は美人ですね。ドラマの中でそう感じないのはあの和辛子色の制服のせいなのかな。キャロラインはあまり美人に感じないんだよなあ。This Is Usのケビンが劇内でMannyという3流シットコムをやっている(た)のですが、2 Broke Girlsはちょうどそのあたりのレベルと推測してます。まあ、時間がありあまっていたら見てもいい作品です。

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