「Take the Fifth」の意味

自分が尋問された時是非とも言ってみたいセリフがこれ「黙秘権を行使します」。

でも日本ならいざしらず、アメリカで捕まったら何と言えばいいのでしょうか? そもそも「黙秘権」という英単語がでてこないですよね? 黙るだから・・・何だろう? でも実は、これがめちゃくちゃ簡単なんです。なんと「take the Fifth」だけでOK。

take the fifth

(イディオム的)コメントを拒否する、特に有罪になりうることを考慮して。

(idiomatic) To decline to comment, especially on grounds that it might be incriminating.

5番目を取るって意味が分からないかも知れませんが、the Fifthはthe Fifth Amendamentの略で、アメリカ合衆国憲法修正第五条のこと。そしてその修正五条に書かれているのは・・・もちろん黙秘権。だから、動詞takeで黙秘権を行使すると言う意味になるんです。法廷以外でも、答えたくない質問なんかには「take the Fifth」と言ってみるのもいいかもしれませんね。年齢とか今年もらったバレンタインのチョコの数とか(笑)

なお、国によって憲法第五条に書かれている内容は異なるので、「take the Fifth」はアメリカ英語専用のイディオムですね。

海外ドラマでの「Take the Fifth」

それでは、海外ドラマの中でどう使われているかを見ていきましょう。

ブレイキング・バッド

ジェシーをボッコボコにした麻薬捜査官ハンクは内部調査を受けますが、「take the Fifth」で黙秘を貫きます。

調査官: just to confirm, you’re taking the Fifth here?
ハンク: Yeah, that’s correct.
『ブレイキング・バッド』で、ハンクに黙秘権を行使するか確認する捜査官
Breaking Bad [Credit: AMC]

SUITS/スーツ

交通事故の賠償を裁判で闘うハーヴィーとサンタナ。サンタナはアマチュアの法律マニアですが、痛い質問をされ黙秘権を行使します。すると弁護士のハーヴィーは、犯罪事件ではないから黙秘権は使えないと冷たく述べ、プロとの違いを見せつけます。

ハーヴィー: What color was the light?
サンタナ: I take the Fifth.
ハーヴィー: You can’t take the Fifth, Mr. Santana. This isn’t a criminal case.
『SUITS/スーツ』で、ハーヴィーはアマチュア法律マニアと法廷で争う
Suits [Credit: USA Network]

ハウス・オブ・カード 野望の階段

唐突に妻に「太ったと思うか」と聞かれ困惑する州知事。当然、円満夫婦のため黙秘を貫きます。どう答えても状況が悪化するくらいなら、黙秘権。これは見習いたいストラテジー(笑)

夫人: You think I’m fat?

知事: Take the Fifth.

House of Cards/Season 1/Episode 8

最後に

今回はイディオム「take the Fifth」を紹介しました。日本語でも9条が特別な意味を為すように、合衆国憲法も修正5条で黙秘権なんですね。『ハウス・オブ・カード』の例のように、答えたくない質問を受けた時に「take the Fifth」を使ってみてはいかがでしょうか? まあ、アメリカ人にしか通用しないのかもしれませんが。

なお、字幕を調べた感じだと、動詞は「take」一択ですね。

それでは〜


25条についても書きました↓