ことわざ「Third Time’s a Charm」の意味

このブログではことわざ系をあまり紹介してなかったので、海外ドラマでよく使われることわざを今日は紹介。その名も「third time’s a charm」です。2回失敗して落ち込んでいる時に、3回目は成功するさという勇気付けの言葉ですね。

日本語でも「3度目の正直」と言うので、発想から回数から全く同じですね(笑)

でもそれじゃあ普通すぎて面白くありませんね。ここでは何度目の挑戦なのかに注目して海外ドラマでの使われ方を実際見てみましょう。3回じゃないんだな、これが(笑)

『Veep/ヴィープ』では2度目

3より小さいパターン(笑)直後に4と訂正されていますが。

Second time’s the charm.

Uh, it’s actually fourth.

Veep

『ギルモア・ガールズ』では4度目

ローリーは4度目で蝶ネクタイ結びに成功。

ローリー: Okay, so, according to this, we’re almost home. I just pull this through there, which looks promising, and we’re done. Now you just do the final adjusting.

リチャード: Well, that’s not bad.

ローリー: Fourth time’s the charm.

リチャード: Very handy little sheet you’ve got there. Where’d you get it?

ローリー: Off the internet. You can find anything there.

ローリー: Fourth time’s the charm.
『ギルモア・ガールズ』で、ローリーはリチャードのネクタイをしてあげる
Gilmore Girls [Credit: The WB]

『スーパーガール』では5度目

料理を失敗し5度目こそはとオーブンを開けるカラ。この構図は冷蔵庫の奥からと似ていますが、料理プレートにカメラが付いているのが新しい。

Fifth time’s a charm.
『スーパーガール』で、料理を5度失敗するカラ
Supergirl [Credit: CBS]

『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』では8度目

ここから一気に飛び上がって8度です。

Eighth time’s the charm. That’s what I’m hoping.
『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』で、8度目の正直を望む
The Orange Is a New Black [Credit: Netflix]

『ビッグバン★セオリー』では9度目

コミック屋主催ハロウィンパーティーの準備状況を聞くラジ。スチュアートは女性に会う年間行事といい、今年で9度目の正直と行きたいと回答します。つまり、主催ハロウィンパーティーでは、8年間女性は全くゲットできなかったわけですね(笑) そりゃ、cross one’s fingerのジェスチャーをするわけです。

ラジ: I see you’re getting ready for your Halloween party.
スチュアート: Yeah, it’s my annual attempt to meet women. Ninth time’s the charm.
『ビッグバン★セオリー』で、スチュアートはコミック屋でハロウィンパーティーを開催する
The Big Bang Theory [Credit: CBS]

『THE FLASH/フラッシュ』でも9度目

同数で『THE FLASH/フラッシュ』も並びました(笑):

You know what they say: Ninth time’s the charm.

Flash

『NUMBERS 天才数学者の事件ファイル』では13度目

違法臓器移植に関わっている救急車を追うFBI。提供する臓器や血の種類から、臓器移植待ち患者リストを検索し、救急車がどこに向かったのかを推測します。13度目の正直となるのか?

All right, this is the last coordinate. D16. One-by-one and a half. And the 13th time is the charm.

Numb3rs

「ハンドレッド』では28回目

ここで100が来てたら奇跡だったのですが・・・(笑)

28th time’s the charm, right?

The 100

『キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き』では101回目

見事栄冠に輝いたのは『キャッスル』の101回でした(笑)

Hundred and first time’s a charm?

Castle

最後に

今回はことざわの「third time’s a charm」の数字を変えて遊ぶネタを海外ドラマから拾ってみました。

このように定型句の数字を変えるのもジョークの典型ですね。例えば「twice bitten, thrice shy」とか。

なお、調べたところ、charmの冠詞はa, the共に使われていました。回数は3が最も多いのは当然かな。

今回紹介した『ギルモア・ガールズ』のように、成功した後に「○度目の正直だよ」と言うパターンと、成功することを祈りつつ「○度目の正直となるといいが」と言う『ビッグバン★セオリー』のパターンがありました。それでは〜