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肯定形のa big fan ofの意味は、文字通り「〜の大ファンなんです」。形容詞はbigだけでなくhugeも使われます。逆に、その否定形not a big fan ofは、大ファンではない→それほど好きではない時に使われます。どちらも会話では頻繁に出て来る表現で、使い勝手も簡単です。早速ドラマでの使われ方を確認してみます。

フレンズ

新しいルームメイトとどうして遊ばないのかと聞くフィービーに、チャンドラーは「彼はフーズボールが好きではない」と回答します。フーズボールは、チャンドラーの部屋においてあった人形を棒を回して動かしてボールを相手のゴールに入れるサッカーゲームのことですね。

フィービー: Why don't you play with your roommate?

チャンドラー: He's not a big fan of foosball.

Friends/Season 2/Episode 18

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Friends [Credit: NBC]

ビッグバン★セオリー

ラジの両親はラジと幼馴染の結婚を画策します。どうすればいいか聞くラジに、シェルドンは、言われた通りすればいいとアドバイス。昔はみんな見合い結婚だったと言うと、ハワードは、屋根の上のバイオリン弾きだってそうだったと続けます。レナードは、ミュージカルはそんなに好きでもないけど、そのミュージカルは大好きと繋ぎます。

ラジ: My parents are trying to marry me off to a stranger. What am I going to do?

シェルドン: I suggest you go through with it.

ラジ: What?

シェルドン: Romantic love as the basis for marriage has only existed since the 19th century. Up until then, arranged marriages were the norm and it served society quite well.

ハワード: It's the premise of Fiddler on the Roof.

レナード: I'm not a big fan of musicals, but I love that show.

The Big Bang Theory/Season 1/Episode 8

ギルモア・ガールズ

Gilmore Girlsの一番最初のエピソードからは、ローレライのセリフ。進学校に転校が決まった娘のローリーに男の影があることに気づいたローレライは、昔の自分の過ちを犯してほしくない一心で、娘に学業優先するように説得します。その中で、私も男は好きと譲歩しつつも、学校は今だけと言いますが、説得は成功するのでしょうか? ここではhugeの方を使っていますね。ちなみに、Don't get me wrongは、誤解しないでという時の決まり文句です。 Don't Get Me Wrong. / 誤解しないで。 - ドラマの中の英語

Don't get me wrong, guys are great. I am a huge fan of guys. You don't get knocked up at 16 being indifferent to guys. Babe, guys are always gonna be there. This school isn't. It's more important. It has to be more important.

Gilmore Girls/Season 1/Episode 1

最後に

好きということを表すのにlikeばかりで飽きた方は、a big fan ofを使ってみてはいかがでしょうか? 人間だけでなく、ゲームにもミュージカルにも何でも使えます。形容詞は、通常はbigで、強調する時はhugeみたいですね。もちろん、普通に形容詞無しのI'm a fan ofというのもありました。さて、それ以外の形容詞があるかですが、調べたところ、greatestとmajorがあるくらい。6割bigで残りをhugeと形容詞無しが等分して占めてる感じでした。