「There Will Be Consequences」の意味

consequence」って、英語の授業だと結果的にの意味のconsequentlyやas a consequenceというのを習ったと思いますが、実は、海外ドラマではその使われ方はかなり少ないです。ぶっちゃけ、忘れてもいいくらい(笑)

その代わりに、表題の「there will be consequences」がポピュラーな使われ方。こっちを是非覚えましょう。ここのconsequencesの意味は「因果関係」。つまり「君の行動の結果何かが起こる」と言ってるわけです。何が起こるかは分かりませんが、こういった場合は通常悪いことですね(笑) 例えば、

チョコレートばっかし食べちゃだめ。There will be consequences.

だったら、虫歯になるとか、鼻血かもしれませんね。

だから、このフレーズは脅迫としてよく使われます。海外ドラマの中の悪役は「お前を殺す」とは直接言わないのですね。「夜道に気をつけろ」とか「There will be consequences」だけなのです(笑)

海外ドラマでの「There Will Be Consequences」

それでは、海外ドラマの実例を見て雰囲気を味わいたいと思います。

ブレイキング・バッド

ウォルターは家族からの信用も失い、自分の娘を誘拐し逃げます。逃亡先から自宅に電話をかけ、当局に盗聴されていることを承知で、スカイラーにひどい悪態をつき、自分単独の仕業と見せかける大芝居を打つシーン。ここのcrossは怒らせるという意味。だから「there will be consequences」でその報いがあると匂わします。

I told you, Skyler. I warned you for a solid year. You cross me, there will be consequences.
『ブレイキング・バッド』で、自分の娘を誘拐して逃走するウォルター
Breaking Bad [Credit: AMC]

ベター・コール・ソウル

エルネストに聞かれてはいけないものを聞かれてしまったチャックは、「このことを他言したらただでは済まない、人生が変わる事が起こる」と脅しをかけます。このようにterribleとか入れて脅し度を上げるのもよくあるパターン。life-changingはコンマリメソッドで十分ですね(笑)

チャック: No matter who, no matter what reasons you think you might have, you must not… you cannot tell anyone. There could be terrible consequences… life-changing consequences.
『ベター・コール・ソウル』で、部下に他言したらただでは済まないと脅すチャック
Better Call Saul [Credit: AMC]

メンタリスト

ゲイルはローレライを渡すよう求められます。そうしない場合は・・・consequencesがあるんだそうです。こちらも脅迫的な響き。

女性: You have to give us Lorelei Martins or there’ll be consequences
『メンタリスト』でゲイルはローレライを渡すよう求められる
The Mentalist [Credit: CBS]

最後に

今回は定番フレーズ「There will be consequences」の紹介でした。取り上げたシーンでは全て脅迫として「There will be consequences」が使われていましたが、他のパターンだと「悪いことをしたらただではすまないんだよ」という訓示的な言い方もされる印象です。

ちなみに、助動詞はwill以外にも、would, gonna, must, has to, couldと一通り使われますね。『ベター・コール・ソウル』の例であったconsequencesに付く形容詞を他の海外ドラマで見てみると、larger, grave, unforeseenなどが使われていました。

いずれも、脅し度アップのためパンチを効かす感じです。リアルでは聞かないことに越したことのないフレーズですね。それでは〜


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