Too Good to Be True
Too Good to Be True

「Too Good to Be True」の意味って?

不定詞の「too … to … 構文」の意味は「〜すぎて〜できない」ですが、海外ドラマの中でよく出てくるパターンが表題の「too good to be true」。そのまま訳せば「良すぎて本当になれない」。でも、このままじゃ意味がちょっと掴めない感じです。というのも、「あまりに良すぎて(逆に)胡散臭い」と疑心暗鬼になってる感じもするし、「あまりに良すぎて(それが)真実でありえない」とこの世にはありえないものを見て興奮しているようにも取れるわけです。ちなみに英辞郎だと、

too good to be true

話がうま過ぎる、出来過ぎた話だ、眉唾物だ
英辞郎

となって前者を取ってますね。

海外ドラマの「Too Good to Be True」

そこで海外ドラマで使われる実際のシーンを見て、どうなのか答え合わせしたいと思います。

ビッグバン★セオリー

エイミーと別れたシェルドンの新たな彼女を探すのを手伝うハワードとラジ。今回は、難しいパズルをネット上で出題し、それに全問正解するとシェルドンの連絡先が入手できるという趣向を考えます。難問パズルに正解できるということは知的で粘り強く、土曜の夜に何もすることのない変な奴とハワードが言うと、遠くを見つめながらtoo good to be trueとシェルドン。そんな人がいたら理想の彼女ってことでしょうか。まあ、問題はそんな女性居るのかという点なんですが・・・。

ハワード: if she can solve them, it’ll prove she’s intelligent, tenacious and so socially awkward she has nothing better to do on a Saturday night.
シェルドン: Golly, she sounds too good to be true.
『ビッグバン★セオリー』で、理想の女性を探すシェルドンと、それを助けるハワードとラジ
The Big Bang Theory [Credit: CBS]

ベター・コール・ソウル

弁護士を廃業する羽目になったジミーは弁護士事務所の広告枠を他者に売ってまでお金の工面をしているシーン。「あまりに話がうますぎる」と思っているのでしょうと、相手が疑心暗鬼になるのを先に牽制します。ここでは胡散臭い感じですね。

ジミー: You’re thinking it’s too good to be true. I mean, “TV’s too expensive. We can’t afford that.” Well, I’m telling you, you can.
『ベター・コール・ソウル』で、ジミーはテレビ広告を地元の小企業に売り込む
Better Call Saul [Credit: AMC]

名探偵モンク

名探偵モンクの記念すべき第一話からは、選挙中の立候補者クレアが狙撃される事件。運良く逸れた弾丸は選挙スタッフを撃ち抜き、彼は死亡。その葬式でのモンクと助手のシャローナの会話から。葬式での立候補者のスピーチがあまりにも出来すぎているため、シャローナはクレアが怪しいと睨みます。選挙中に狙撃されたら同情票が入りますからね。ここではできすぎて怪しいという「too good to be true」です。

シャローナ: This guy is too good to be true.
『名探偵モンク』で、シャローナは議員が犯人と疑う

モンク: Maybe he’s a decent man. Isn’t that possible?

シャローナ: You know what I think? I think he did it.

モンク: Who?

シャローナ: St. Claire.

Monk [Credit: USA Network]

名曲『君の瞳に恋してる』

最後はYouTubeから音楽クリップ。超有名なナンバー『君の瞳に恋してる(Can’t Take My Eyes Off You)』にこの表現が使われています。ここでは、こんな素敵な人いるなんて信じられないと目が離せないでいますね。一方の視聴者は、ダンサーのおっさん二人の動きから目が離せませんが(笑)

You’re just too good to be true

I can’t take my eyes off you

Wiktionaryでの定義

なお、Web辞書のWiktionaryでは次のように記述されていました:

too good to be true

(idiomatic) Appearing to be exceptionally good, and therefore arousing suspicion of illegitimacy.

(イディオム的)並外れて良さそうに見える、それ故不合理さの疑惑を呼び起こす

つまり、どっちの意味もあるってこと。

最後に

今回紹介の「too good to be true」は、不定詞を習ったら訳せそうなんですけど、これが意外と意味が取りづらい感じです。結局「あまりに良すぎて(逆に)胡散臭い」「あまりに良すぎて(それが)真実でありえない」、どちらの意味でも使われるようでした。文脈で判断しないといけませんね。それでは〜