Pun Intended から Pun の意味を探る2 - ドラマの中の英語

以前ダジャレのpunを調べた時に、『リック・アンド・モーティ』の1シーンで、賛成のdown withと羽毛のdownを掛けたpunを紹介しましたが、このdown withをweblioでチェックすると、次のような例文が載ってました。

Down with nukes!

原発反対!

https://ejje.weblio.jp/content/down+with

あれれ反対? 意味真逆じゃん? というわけで、海外ドラマでの賛成反対両方のdown withの使われ方を調べてみました。本当に両方の意味を持ってました。

賛成のDown With

Gleeでは、本番衣装を着てのリハーサル直前です。Finnは下着姿になるべきなのは分かってて同意だけど、本番に取っておきたいと、普段着でリハします。Finnが生きていたら、Gleeはどうなっていたんでしょうかね。

Finn: Uh, I know I'm supposed to be in my underwear for this scene... and I'm totally down with that. I thought maybe I would save it for the opening, if that's okay.

Glee/Season 2/Episode 5


Gilmore Girlsでは、ローレライの元夫クリストファーが子供を連れてクリスマス前に遊びに来ます。ローレライとローリー独自のクリスマスの慣習にちょっと困惑して、他にもあるかを聞きます。M&Mをシリアルに入れると言うのを聞くと即座にdown withします。ここでは賛同の意味ですね。ローレライと別れていなければ自分もその慣習を体験したり作り上げてたと思うと、切ないクリストファーなのでした。

クリストファー: What other traditions am I in for?

ローリー: On Christmas morning, we put red and green M&M's in our cereal.

クリストファー: Down with that.

Gilmore Girls/Season 7/Episode 11

反対のDown With

Parks and Recreationでは、公園課と下水道課の間でバトル発生。公園課の一員Aprilは、「下水道課を倒せ!」と気勢を上げます。

April: Whatever happened to, "We're the Parks Department! Rah-rah-rah! Down with the Sewage Department!"

Parks and Recreation/Season 2/Episode 9


同じくParks and Recreationから。お菓子メーカーのSweetumsはレズリーから肥満の元凶とやり玉に上げられます。「絶対反対、打倒Sweetums」とシュプレヒコールをあげるレズリー。ここで、peddlingは行商すると言う意味。つまり、毒を売り歩く企業の形した怪物と手厳しすぎます(笑)

レズリー My point is, Sweetums is an evil, profit-hungry corporation that is ruining our health. Ever since Sweetums opened its doors, obesity is up 100%. It's unacceptable. Down with that poison-peddling corporate monster. Down with Sweetums!

Parks and Recreation/Season 6/Episode 8

最後に

間逆な意味を持つ不思議なdown withですが、反対の時は政治集会なんかのプラカードに書かれる感じですね。「反対、打倒」そういった感じ。ほとんどdown withから始まります。逆に、賛成の時は通常be動詞が付くので区別は付きやすいですね。でも、Gilmore Girlsの例のようにdown withで始まってしまうとその文のみでは判断できません。コンテキストを把握する必要があります。でも、実際そのシーンのクリストファーの言い方を見れば賛成してるのは一目瞭然ですが。