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海外ドラマ内の”動名詞の意味上の主語”の所有格目的格の割合 - ドラマの中の英語

ちょっと前に、動名詞の意味上の主語の記事を書いたので、今回はto不定詞の意味上の主語(of + 人、人の性格のパターン)を考えていきます。多分学校では、通常はforにして、人の性格の時はofにするという変なルールを習ったはずです。実は、海外ドラマを見ていたら、高校(?)の時に習ったこの説明に違和感を感じるようになっちゃいました。その辺を明らかにするため、今回は使われるシーンを沢山選びます。そして、使われているセリフを一行抜き出すだけで、場面の背景説明は省きます。それでは、ドラマの実例を列挙して行きましょう〜

it's sweet of you to say.

NCIS/Season 7/Episode 20

「言ってくれるなんて優しいのね」。この辺は分かる。

It's kind of you to give them a lift.

Downton Abbey/Season 4/Episode 8

「彼らを乗せていってくれるなんて優しいのね」。to不定詞で形容詞がkindなのでof。

Oh, it's really sweet of you.

Glee/Season 4/Episode 21

「まあ、あなたって本当に優しいのね」。to以下が省略。

That's really sweet of you.

Grace And Frankie/Season 4/Episode 1

「ご親切に感謝」。That'sになる。

Oh, that's sweet of him.

The Flash/Season 1/Episode 14

「まあ、彼って親切」。

That's very kind of you.

The Handmaid's Tale/Season 1/Episode 6

「ご親切にありがとう」。

Thanks, Ange. That's nice of you to say.

Orange is the New Black/Season 7/Episode 20

「Angeありがとう。親切にも言ってくれて」。あれ? itは?

That sounds very nice of him.

Community/Season 2/Episode 23

「彼って人当たり良さそう」。

That's very chivalrous of him.

Person of Interest/Season 3/Episode 3

「彼らしい高潔さだ」。

How stupid of me.

The Mentalist/Season 1/Episode 8

「なんて俺は愚かなんだ」。

How rude of me.

Psych/Season 3/Episode 12

「なんて俺は無礼なんだ」。

最後に

はい、ここまでで私が言いたいこと分かっていただけたでしょうか? 不定詞関係ないんです。人が素敵だったらofなんです。逆に、it is sweet of ... to ... という我々が習った不定詞のパターンの使用率は少ないです。というか、to以降があることの方が珍しいです。toがあってもThatだったりしやがります。あと、形容詞はsweetがめっちゃ多いです。sweetを使いましょう。人を褒める場合が99%です。貶す場合も例に挙げたように自分を指すのが9割位です。参考書に載ってるcarelessなんて1件しかヒットしません。

It's sweet of you to say.

It's sweet of you.

That's sweet of you to say.

That's sweet of you.

こう並べるとなんかもう分かんなくなってきました。