文法的に正しい「英文 is All」で「単に〜というだけ」の意味
広告
自分が言いたいことを最初に言って、最後にis allと〆るこの構文。その効用は、「単に〜だけ」という弱める意味が追加されます。justとほぼ同じ感じですね。ただ、この構文は初見だと、文法的に相当こんがらがるのも事実。というのも、
It is weird is all.
という感じで、一瞬何が主語なのかよくわからないんですよね(笑) 字幕では親切にカンマ入るけれど、リアルの会話では入らないし。でも必ずis allで終わるので、聞き慣れれば判別はそれほど難しくないと思います。
それでは、海外ドラマの中から使われる場面をピックアップして見ていきたいと思います。単に何だと言ってるのでしょうか?
ブレイキング・バッドから
妊娠中にもかかわらず経理として働き出すスカイラー。土曜日なのにビジネス着を着るスカイラーにウォルターは、カジュアル土曜は無いのかと詰問調に言ってから、ちょっと言い方がキツかったと感じます。そこで咄嗟に、「you look niceってだけ」と付け加えますが、スカイラーはこれは仕事だと呆れます。
ウォルター: What, you don't even get casual Saturday? I mean... No, it's just you... You look nice is all.
スカイラー: It's work, Walt. And everybody is gonna be there.
Breaking Bad/Season 2/Episode 8
This Is Usから
生みの父親ウィリアムを探し当てたランダルですが、死期が近いことをis allを使って知らされます。病気でなくdying。治療はできないということですね。
ウィリアム: I'm... I'm dying, is all.
ランダル: You're sick?
ウィリアム: Dying, not sick.
This Is Us/Season 1/Episode 1
The End of the F***ing Worldから
放映ほやほやのThe End of the F***ing Worldからは、ジェシカが生みの父親の元を訪れた後のシーン。連続で生みの父親になりました(笑) テレビではジェシカ達が殺人を犯した事が報道され始めます。それを見た父親は、誰を殺したんだと尋ねます。最後に、興味があるだけ、とis allを使っていますね。ここで、Judge JudyはTV番組みたいです。
ジェシカ父: Who did you kill?
ジェシカ: What?
父: Your faces are on the telly. There's a reward out.
ジェシカ: Fuck.
父: Who did you kill? I'm not fucking Judge Judy. I'm interested, is all.
The End of the F***ing World/Season 1/Episode 8
最後に
結構カジュアルな響きのするこのis allは、見てきたように、文の最後に付け加えるだけで「単に〜」という文意を弱める意味になりました。スピーキングテストで使うのは微妙な感じでしょうか。使う機会もあまりなさそうです。まあ、justに飽きたら使ってみるのも悪くないかもしれませんね。
広告