「As Much As...」構文の意味:〜ではあるが
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as much asは原級の意味しか知らなかったので、最初このeven thoughの意味で出てきた時は混乱しました。辞書を引いて納得しましたが。ということで、結構出てくるこの「〜ではあるが」のas much asを海外番組の中で見ていきます。
『フレンズ』から
エミリーと長距離電話で話すロス。君に事好きだけど、ベン(息子)を置いてロンドンには行けないというロス。逆に、こっちに来てはとエミリーに提案します。
ロス: As much as I love you... I'm sorry, I can't move to London without Ben.
エミリー: I understand that would be difficult.
ロス: Would you consider moving here?
Friends/Season 5/Episode 4
『ブレイキング・バッド』から
テッドの会社で経理として働いていたスカイラーは、会社の脱税の片棒を担いでしまいます。しかし、会社に監査が入り、追徴金が課されてしまい、しかも払うお金が会社に無いことがわかると焦るスカイラー。このままでは、当時経理担当だったことから、自分まで司直の手が回って、マネーロンダリングの洗車ビジネスがバレてしまう恐れがあります。そこで、スカイラーはメス(ドラッグ)ビジネスでウォルターが稼いだお金をテッドに渡し、そのお金で会社に追徴金を払わすことで、自分のところに捜査の手が及ばないように画策。下記シーンはその後のスカイラーとテッドの会話。テッドはお金は受け取れないと小切手をスカイラーに返します。正しいことをしたいと今更言い出すテッドに、スカイラーはblackmail(恐喝)してるのでは?と考えます。
テッド: No. I'm just saying as much as I appreciate the gesture, the money you gave me doesn't really change anything.
スカイラー: Because it's not enough?
テッド: No, no, don't twist my words. This isn't about amounts, this is about me doing the right thing.
スカイラー: Ted, are you blackmailing me?
Breaking Bad/Season 4/Episode 11
『NYボンビー・ガール』から
マックスとキャロラインは、自分たちのカップケーキビジネスのヒントにと、ビジネスセミナーに出ます。不参加の別人の名前を騙ることで無料でセミナーに出席する二人。しかし、色々やらかした後、最終的に悪事がバレてしまいます。司会者から、pluck(大胆さ)は敬服するけど、12回パスタバー往復はただじゃないと、カネを払うよう要求される二人でした。
セミナー司会: Speaking of truth, I need you to pay Sandra for the seminar. As much as I admire your pluck, 12 trips to the pasta bar aren't free.
2 Broke Girls/Season 4/Episode 5
最後に
辞書には much as という省略形も載ってますが、ドラマの中では殆ど使われないイメージです。as much asが一般的。「頻度が同程度」と言う意味のas much as の方が出現頻度としては圧倒的に多い印象ですが、文脈を見ないといけないので、どのくらいの割合かはちょっと分からなかったですね。
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