舌足らずの子供がよく間違える「Pasghetti(パスゲッティ)」
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まだ言葉をちゃんと喋れない子供が言い間違いをするのは可愛いものです。単語の発音がうろ覚えなので、音が消えたり、音の位置が交換されてしまうこともしばしば。日本語だと、「エベレーター」が有名じゃないかな。実際、自分も子供の頃間違っていた記憶あるし(笑)
そんな子供が発音を間違えやすい英単語で有名なのが表題のpasghetti、パスゲッティです。日本人視点だと、「ス」と「パ」は間違えない感じですが、ネイティブは間違えやすいって面白いですね。こんなpasghettiも海外ドラマのセリフに出てくるんだからかなりの認知度です。ちょっと覗いてみます。
ビッグバン★セオリーから
サイエンス番組「プロトン教授」のことを熱心に語るシェルドンに同意し、それは「クール」だったと言うレナード。そんな番組に興味などなかったペニーは、子供が「パスゲッティ」と間違えるように「クール」の使い方を間違えるレナードは可愛いと述べます。確かに、ギークの視点からは「クール」かもしれませんが、一般人視点では全然「クール」ではないですね。ここのawは愛おしさの現れ。
シェルドン: Professor Proton hosted my favorite science show when I was a child. I never missed an episode. He demonstrated scientific principles using everyday objects.
レナード: It was pretty cool.
ペニー: Aw. It's so cute when you use the word "cool" wrong. Like when kids say "pasghetti."
The Big Bang Theory/Season 6/Episode 22
モダン・ファミリー
夫のフィルは妻クレアがご機嫌斜めなのをなんとかしようと、末っ子のルークに白羽の矢をたてます。キュートになって母に甘えてこいと命じて、我が子を妻の居る前線(台所)に送り出すフィル。ルークは「ねえママ、ボクのポンポンがゴロゴロー」と幼児語で言ってから、「パスゲッティ食べていい?」と抱きついて聞きます。我が子のこの可愛らしさに機嫌を直すかと思われた妻クレアですが、無慈悲にも、痛いと言ってから、臭いからシャワー浴びなさいです。残念ながらフィルの作戦は大失敗となりました。ここでは、パスゲッティと故意に間違って、可愛らしさを演出しようとしていますね。
フィル: Okay, buddy, we're gonna need you on the front lines sooner than expected. You ready to be cute? Go get her.
ルーク: Hi, Mommy. My tummy's growling. Can I have some "pas-ghetti"?
クレア: Sweetie, you're hurting me. And take a shower tonight. Your hair smells like cheese.
Modern Family/Season 2/Episode 15
ママと恋に落ちるまで
精神が幼いからベッキーのような大人の女性に惹かれてると暗に指摘されたテッドは、ベッキーはステーキじゃなく「スパゲッティ」が好きだと逆にベッキーの幼さを指摘しようとする最中、自身の幼さを「パスゲッティ」と言うことで露呈してしまいます。直後に言い直しますが、時すでにお寿司。
テッド: For your information, Becky doesn't like steak, she likes "pasghetti". Spaghetti.
How I Met Your Mother/Season 6/Episode 6
最後に
海外番組では pasghetti は幼さの象徴として使われているようですね。そして、そんな間違いをする子供は可愛いまで万国共通です。日本語訳は、「パスゲッティ」より最初に自分が挙げた「エベレーター」のほうが、日本人には馴染みがあるかもしれません。pasghettiが出てくる英文を訳すこと(?!)があるようでしたら、「エベレーター」を使ってみて下さい(笑) 他にもっと適してる単語があるかもしれませんが。
(追記) 「エベレーター」以外にどんなの有名な言い間違いがあるのかとググったら、彼女が「エベレーター」って言うので別れたいという相談がトップに・・・悲しくなった。
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