否定で使われるイディオム「Get One's Hopes Up」の意味とは
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「Get One’s Hopes Up」の意味
「get one’s hopes up」の意味は、起こりそうなことに高い期待を持つこと:
get one's hopes up
(イディオム的)起こるとはまだ決まっていないことに熱中する。
(idiomatic) To become enthusiastic about something that is not yet guaranteed to happen.
ただ、このイディオムがよく使われるパターンは、否定を伴って「あまり期待するな」 と釘を刺すシチュエーション。
例えば出張でアメリカに行くことになって、お土産を期待する家族に「Don’t get your hopes up.」と言えば、「あまり期待しないでね」というニュアンスになります。「お土産は買ってくるけど、ブランド物とかすごいものを期待するな」ってこと。
このように、実際の例を見てみれば、否定と相性がいいのは非常によく分かりますね。
それでは早速、海外ドラマのシーンから使われ方をピックアップしましょう。
海外ドラマでの「Get One’s Hopes Up」の例
『ビッグバン★セオリー』から
両親の紹介で会ったラクシュミとの初デートがうまく行き喜ぶラジ。しかし彼女から、彼ら(両親)の期待を高くする前にと前置きの上、重要なことを打ち明けられます。曰く「私ゲイなの」。これにはさすがのラジも二の句が告げません(笑) このように同性愛者は女性でもゲイです。あと、「on the same page」もよくあるイディオム表現で「同じ考え」ということ。
『ブレイキング・バッド』から
ウォルターはドラッグビジネスの元締めガスに会おうとしますが、指定された場所に行っても姿を見せません。仲介してくれたソウルにもう一度頼むウォルター。「なんとかしてみるけど高い期待を持つな」と「get one’s hopes up」を使って言うソウルです。
『フレンズ』から
モニカとチャンドラーは養子縁組のため子供の親と面接がありますが、行く前にカフェに立ち寄ります。そこでの会話から。二人は期待を持ちすぎないようにしてるようですね。後日NGとなったときのショックが半端ないですから。
チャンドラー: Thank you. But we’re trying not to get our hopes up. A lot could still get in our way.
最後に
今回は「高い期待を持つ」を意味する「get one’s hopes up」の紹介でした。
この表現よく見ると、動詞getの「〜を〜の状態にする」を使ってるだけですね、「one’s hopesをupの状態にする」。いずれにせよ、海外ドラマの中では全体の7〜8割が否定形で、「やってみるけど期待するな」のニュアンスでした。あとは、『ビッグバン★セオリー』の例のように、「before」を使って「高い期待を持つ前に」もありますね。
ちなみに気になったので、「hopes down」のパターンはあるかと調べましたけど、無いようです。
それでは〜
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