まだ出てなくても「On One's Way」で「出掛けるところ」を意味
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「On One’s Way」の2つの意味
「on one’s way」は「途中で」と学校で習ったので、A地点とB地点の中間を移動してるイメージですが、実は「A地点にまだ居てB地点にこれから行く」ことを表現できるのが面白いところ。
on one's way
- 移動しようとしている直行ルート上で。
- 出かけるところ、仕事に取り掛かるところ。
- On the direct route that one intends to travel.
- Leaving; going about one’s business.
このように、2番目の意味が日本人には盲点になるところです。移動だけじゃなく、仕事に取り掛かるところも言えるんですね。
よくあるのが、FBI捜査官が夜寝てると(これからいざ情事という場合もw)、事件の呼び出しを食らうパターン。電話ですぐ現場に来いと上司に言われ、電話口で「I’m on my way.」と言えば、「出掛けるところ=電話切ったらすぐ出る」というニュアンスになります。多分海外ドラマだと、on one’s wayは、この「取り掛かる」パターンの頻度の方が「途中」よりも圧倒的に多いと思います。
海外ドラマでの「On One’s Way」
それでは、どんな感じで使われているのか、実際の海外ドラマのシーンで確認したいと思います。
『ギルモア・ガールズ』から
ルークの妹リズの旦那が電話を掛けてきて、子供が生まれそうと大はしゃぎ。ルークは「I’m on my way」と言って、直ちに妹の元へ向かいます。これを「途中」と訳してしまうと、電話が掛かってくる前に既に向かっている事になり、かなり変な感じ。
ルーク: I’m on my way!
『ブレイキング・バッド』から
チンチンベル鳴らしおじさんことサラマンカの老人ホームを手下に見張らせて、復讐の機会を狙っているドラッグカルテルの元締めガス。部下から警察の巡回がなさそうと電話で報告を受けると、「I’m on my way」と老人ホームに向かいます。あんなことになるとも知らずに・・・。
ガス: All right. I’m on my way.
『メンタリスト』から
上司のリズボンから指示した現場に向かうよう命令されるチョウ。「On my way」と言って現場に向かいます。このように主語が省略されるのも日常会話では定番。
チョウ: On my way.
最後に
この「on one’s way」ですが、ざっくり見たところ、だいたい電話口で使われることが多いイメージ。あるいは、ショートメッセージでon my wayというのもありました(省略してOMWとも)。もちろん、複数人で向かう場合は 「(We’re) on our way」です。
いずれにせよ、行き先にこれから向かう・仕事に取り掛かるということなので、皆さんも会社の上司(外人)に呼び出された時に使ってみてはいかがでしょうか? ちょっと冗談チックに書いてますが、数年すれば日本でも外国人上司は当たり前の環境かもしれませんからね。それでは〜
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