仮面ライダーではない、「Shocker」で「衝撃的なこと」の意味
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“I’m a virgin!”
“That’s a shocker.”
「Shocker」の意味とは?
shockerってカタカナで書くと「ショッカー」なので、ギーと叫びながら世界征服を企む悪の一員的な感じがしますが(笑)、英語にそんな意味は全然なく、普通にショックをもたらす物の意味で使われます。ただ辞書を見ると、受け入れられないというニュアンスがあるようですね。
shocker
(日常会話)衝撃をもたらしたり驚かす人や物。
(colloquial) One who or that which shocks or startles.
海外ドラマでの「Shocker」
その辺も踏まえつつ、海外ドラマでの使われ方を見てみます。
『ブレイキング・バッド』から
大学時代からの友人グレチェンが訪ねてきた場面。妻のスカイラーは、夫ウォルターが髪を剃っていることを、少しshockerと言ってます。確かに、視聴者的には坊主頭は見慣れてしまったので普通ですけど、初見だとびっくりですね。ここのLook at You(見違えたね)も抑えておきたい表現。
スカイラー: Though a bald head is a bit of a shocker.
『ギルモア・ガールズ』から
パリスはローレライのホテル会場を借りますが、その高圧的態度にホテル従業員一同辟易し、みんな見えないところに隠れてしまいます。次のシーンは、パリスが帰った後に従業員一同が姿を現したところ。ローレライは娘の親友パリスを擁護した後「パリスは友だちが少ない」。スーキーは「Shocker!」と驚いた振りをしますが、内心はそりゃそうだよと言った感じ。
スーキー: No! Shocker!
『SUITS/スーツ』から
ルイスは、ハーバード・ロー・スクールに勤務している彼女から、同僚マイクがハーバードを卒業した痕跡がないことを知らされ、マイクを疑い出すルイス。秘書のダナに相談すると、成績証明書を照会すればいいとアドバイスを受け、早速照会して、成績証明書が届いた後の会話が次のシーン。ダナ(マイク派。マイクの経歴詐称を既に知ってる)は「マイクはハーバード行ってたんだ、これは衝撃」と白々しく大げさに驚きをフレーズ「What a shocker」で表現。
ルイス: You were right. I never should have doubted it.
最後に
今回の「shocker」は「衝撃的なこと」を意味しました。一言「shocker」と言えば驚きを簡単に表せます。また、『ギルモア・ガールズ』のパリスのように、そこから転じて嫌なヤツも表すみたいですね。『ギルモア・ガールズ』知ってる人は、Paris=shocker と覚えれば忘れないはずw。重ね重ね残念なのは、仮面ライダーのショッカーの皆さんが、全然ショッカーじゃないこと。もうちょっとショッカーらしく振る舞ってくれたら日本人的にもわかりやすかったのに。完璧な名前負け(笑)
似た表現にWhat a bummerというのもありますね。驚き=shocker、残念=bummerという使い分けです。それでは〜
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