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夏休みボツネタ企画第二弾はAfter you.。そのまま訳せば「(私は)あなたの後に」。つまり、レディーファーストとかで相手に先に行ってもらう時に使う定番表現。日本語だと「あなたが先に行って」なのに対し、英語だと「私が後に行く」と視点が逆になるのが面白いですよね。こういう表現って英語資格試験には出てこないし、英語の教科書でもカバーしない感じなので、出会えるのは海外ドラマ冥利に尽きると思います。普通に使われる表現でもあるし。では何故以前ボツにしたかというと、ドラマの中でこの表現を使った面白いシーンが無いから。だって、部屋等に入る時にAfter you.するシーンばかり。つまんねー(笑) 今回はその中でも少し変化のあるパターンを見てみます。

フレンズから

ロスが近所を歩いていると、引っ越してきたかわい子ちゃんが車から荷物を部屋へ運んでいます。軽い会話の後、お腹が減ったでしょと食事に誘い、OKをもらうと残りの荷物を運んであげるロス。二階に上るのに、女性にAfter you.と言われると、「いやいやあなたが先に」とあくまで紳士のロス。好印象を与えられたのでしょうか? こんな感じでAfter you.を譲り合うパターンもよく見かけますね。

ロス: You're gonna be starving after moving. What do you say I take you to dinner?

引っ越して来た女性: I'd like that.

ロス: Great. Let me take this up.

女性: After you.

ロス: Oh, no. After you.

Friends/Season 7/Episode 17

ウォーキング・デッドから

リックとガバナーが交渉を行っている外では、ダリルとガバナーの部下が湧き出たゾンビの対応に当たります。二人は「お先にどうぞ」と互いに相手に譲り合いますが・・・。これは先に行くのがかなり嫌な状況ですね(笑)

ダリル: After you.

ガバナー部下: You first.

The Walking Dead/Season 3/Episode 13

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The Walking Dead [Credit: AMC]

Twin Peaksから

次のシーンでは「お先にどうぞ」の譲り合いに根負けして「After me.」と自分が先に行くことにするパターン。ここで、ha ha haと笑うのではなく、「どうぞどうぞ」とすれば、ダチョウ倶楽部的な感じ。ちょっと違うかw

-After you.

-No, no, no, after you.

-After me.

-Ha-ha-ha.

Twin Peaks/Season 1/Episode 8

最後に

今回はAfter you.と相手に先に行ってもらう時の表現の紹介でした。会社にお客さんが訪ねてきて、会議室に入ってもらうときなどが使うポイントでしょうか。後はエレベータに入るときとか。さすがに通勤の満員電車でやられては、周りが大迷惑ですね(笑)