ドアに複数の鍵をつけセキュリティ強化
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Better safe than sorryは、後で後悔(sorry)するくらいなら最初から安全(safe)にしとけっていうことわざ。日本語でこれに対応することわざはなんでしょうね? 考えてみたけどすぐに思いつかない。多分、何かあるはず。今回はこれについてちょっとしたネタがあるので紹介です。

かなり前のこと、新聞の日曜版に英語コーナーがあるんですけど、その中の特派員のコラムを読んでいました。内容は、万引きとかぼったくりが海外では頻繁にあるということで、コラムのシメがこのことわざだったのですが、

Better to be safe than sorry

となっていたんです。あれ?自分が知ってるパターンとちょっと違うな、ということにはすぐ気づいたんですね。なんか自分の記憶にあるのよりも長いんです、これ。普段なら意味が取れるからスルーするんですけど、その時は、なにか腑に落ちないし、自分が海外ドラマでよく見かけるパターン(本記事タイトル)も記憶があいまいだしで、結局辞書アプリ(英辞郎)で調べることにしたんです。そうすると、

Better be safe than sorry

と出てきた。あれ? toがないじゃん! toがないと意味が違ってくると思うんですけど・・・。後者はYou'd better be safe... となって、安全にしておいたほうが身のためだぞ的な脅し文句にも聞こえる。ことわざの内容的に、それはそれで正しいのかもしれないけどw でも、thanに対応する比較級がなくなっちゃうからsaferにしないと・・・とか考えてたら、頭がめっちゃ混乱しちゃいました(笑)

結局、グーグル先生のお世話になることにしたんですけど・・・

www.merriam-webster.com

(it's) better (to be) safe than sorry

あらら。結局これを見ると新聞の特派員コラムが合ってて、英辞郎(正確には例辞郎の例文)が間違ってるってことになるのかな。まあ、自分の英辞郎は1年以上前のものなので、最新版だとどうなっているかは不明ですが。

でも面白いことに、海外ドラマの字幕を検索すると、 間違ってる(?!)Better be safe than sorryが1件だけヒットするんです。The Sopranosですけど。

いずれにせよ、海外ドラマ内のマジョリティはBetter safe than sorryなので、これを使っておけば混乱は無い、はずです。