Thingのさらなる意味

以前特別な感情のthingをやったので、それつながりでまたthing(笑)

今回のthingは「はやる」の意味

海外ドラマを見てる時、自分は逐次日本語に訳すことはもうしてないので、このthingは「みんなやってる」というニュアンスでいつの間にか捉えてましたが、辞書で調べて出てきたこの「流行・現象・習慣」の方がシンプルで良い訳ですね。やっぱし辞書ちゃんと引かないと駄目かな、と反省してしまいました。

海外ドラマの中で「Become a Thing」

それでは、この流行るthingが使われるシーンを海外ドラマの中から見てみます。

ママと恋に落ちるまで

バーニーはスタバでドリンクを注文。しかし、カップに名前書いてもらう際、その名前を間違われてしまいます。すると、周りの友達がバーニーのことを故意に間違って呼ぶ悪戯を開始。それに嫌気が差したバーニーは「その名前間違いをthingにはさせない」と、もう終わり宣言。

これですよ、これ。いじめの初期っていつもこうなんです。最初は他愛もない仲間内のからかい。通常は二三日もすれば飽きて消えるんですが、ひとたびそれがthingになると大変。ずーっと続いてしまうのです。だから、バーニーのように、thingにさせない初期消火が必須です。流行の意味でのthingの覚え方は、この例の悪ふざけがいいかもしれませんね。同級生の一人が不規則にやってるのはthingじゃないんです。定期的にやり出すのがthing

ロビン: What’s up Swarlz?
バーニー: No. Okay? No. No more. I will not let this become a thing. It’s over. No more Swarley. No Swarlz.
『ママと恋に落ちるまで』で、バーニーを誤った名前でからかうロビン
How I Met Your Mother [Credit: CBS]

glee/グリー

ごっつい体格の女性フットボールコーチローレンは、同僚ウィルからあることを打ち明けられます。それは、生徒がムラムラすると、コーチのことを思い浮かべて落ち着こうとするのだとか・・・。これが生徒間でthingになっているんだそうです。嫌なthingですねw でも、実際その顔を拝見すると、その理由がわかります。ここで、ウィルはsort ofを使ってなんとか遠巻きにして和らげようと必死です(笑)

ウィル: it’s become sort of a- a thing… that, when the kids are making out, and… you know, they- they sort of want to… cool off a little… they think of you
『glee/グリー』で、フットボールコーチのローレンに生徒の間で流行ってることを話すウィル
Glee [Credit: Fox]

マーベラス・ミセス・メイゼル

舞台が終わったミッジのもとに女性ファンがサインを求め駆け寄ってきます。それを「これもthingになったの」とはミッジ。

最初の売れない頃の芸人時代からすれば、サイン・握手を求められるのは嬉しいthingですね。

ミッジ: That’s become a thing now, too.
『マーベラス・ミセス・メイゼル』で、ミッジはファンにサインを求められる
The Marvelous Mrs. Maisel [Credit: Amazon Prime Video]

最後に

以上、become a thingには「流行・現象・習慣になる」の意味があるのが分かりました。ちなみに、調べたところ、thingがこの意味で辞書に載ったのは4年前⤴️なんだそうです。結構新し目の表現ですね。その割には海外ドラマで結構使われる気がします。まあ、辞書に取り入れられるまでに更に何年も経っているのだとは思いますけど。願わくば、海外ドラマで英語勉強がthingになって欲しいところです(笑) それでは〜


thingにしたい方へ・・・↓