カップルがオマジナイで言う「Bread and Butter」の意味とは
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迷信「Bread and Butter」
superstitionは日本語だと迷信、スティービー・ワンダーだと名曲。これって、英語学習してるとよく出てくるトピックの一つですよね。黒猫とか梯子の下通るとかが有名。あとはjinx避けに木をノックするのも。そんな迷信の中の一つで、最近知ったのが表題の bread and butter。
「bread and butter」には文字通りの「パンとバター」の意味の他に、イディオムで「生計の手段」という意味がありますが、その他にもう一つ、
悪運を避けるため唱えられるオマジナイの使われ方もあるんですね。
「Bread and Butter」が使われる状況
ではどういった時にそのオマジナイが唱えられるかと言うと、ラブラブカップルが手をつなぎ道を歩いているとして下さい。そのラブラブさ故周囲が見えないカップルは、運悪く電柱などの柱や通行人に突進してしまい、そのままスムーズに歩き続けるには一旦手を離す必要が出るとします。その手を離す時、「Bread and butter」と二人で言って、破局が訪れないようにするみたいです。確かに手を離すのはちょっと縁起悪いですからね。迷信のくせに妙に説得力があります(笑)
bread and butter
二人の人が一緒に歩いていて障害物で一時的に離れるとき、それでも一緒であることを示すため言われる。
Said when two people walking together are temporarily separated by an obstacle in order to indicate that they belong together.

日本語で「Bread and Butter」に当たるのは・・・?
これ結構よくあるシチュエーションだと思うんですけど、日本にはそんなオマジナイない気がする・・・。そこで、自分が苦吟の末作ってみたのが、
ご飯と梅干し
西洋がパンとバターなら、日本はご飯と梅干しでしょ!
しかし後日、Wikipediaにそのまんまの記事を見つけて、読んでみると・・・
Bread and butter (superstition)
この構想は、一度パンにバターを塗るともう元には戻せないことから来ている – バター塗ったパンは未塗り状態に戻せない。
The concept derives from the difficulty of separating butter from bread once it has been spread – buttered bread cannot be “unbuttered”.
あれれ
ご飯と梅干しは戻せちゃうじゃん!
ということで、再度検討の結果、本ブログおすすめはご飯と味噌となりました。使いたい人はご自由にどうぞ。一応、味噌がバターと同じペースト状なのが高評価のポイント。両者発酵(fermented)してるし。納豆も候補に挙がったけれど、好き嫌い多そうなところで次点に泣きました。
雑踏を歩いている最中、遠くから「ご飯と味噌ー」と聞こえてきたら、ラブラブカップルが障害物を前に手を離したんだと思って下さい(笑)
最後に
今回は、カップルが繋いでいた手を話す時の迷信「Bread and Butter」でした。でも、このオマジナイ、海外ドラマの字幕を検索しても、この意味では全くヒットせず・・・。自分が見た番組に偶々出てこなかっただけなのかな? Wikipediaに書いてある
typically said by young couples
もちょっと怪しい気がする(笑) 本当にナウなヤングは使ってるのでしょうか? それでは〜
追記
オマジナイの意味での「Bread and butter」をようやく海外ドラマに見つけました。
それが、以下の『名探偵モンク』。モンクとシャローナが事件を解決し、海辺を歩きながら故モンク夫人トルーディーのことを話しているシーン。「bread and butter」は、トルーディーの口癖だったのです。そして、それを聞いてモンクと腕を組むシャローナの図です。
![Monk [Credit: USA Network] 『名探偵モンク』で、モンクとシャローナが故モンク夫人トルーディーのことを話す](monk-bread-and-butter.webp)
「Toast」になると・・・↓
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