接頭辞「out-」が持つ「〜を上回る、凌駕する」の意味
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接頭辞「out-」
接頭辞「out-」は動詞にくっつくことで、「〜を上回る」の意味が付与される、これが意外と便利な表現。ゲームのRPGで例えるなら、身につけることで特殊能力が付与されるアクセサリな感じ。炎への耐性が付いたりするのありますよね。ってRPGゲーム知らないと、この例え分からないかも(笑)
いずれにせよ、outが付くと相手を元々の動詞の意味で上回るという意味になるという認識でOK。だから、
I out-xyz you.
と言えば、「お前をxyzで上回る」と言ってるわけ。
outliveなら「生きることで上回る=長生きする」だし、outnumberなら「数で上回る」というニュアンス。上のレゴのイメージみたいに(笑) 結構簡単ですよね。
海外ドラマでの接頭辞「out-」
以下、海外ドラマの接頭辞「out-」が出てくる場面を見ていきます。
Outnumber & Outgun
次の『ウォーキング・デッド』のシーンでは、リック達はGovernor(総督)に上回られていると分析中。They outnumber us.の受け身ですね。では、もう一方のoutguntとは何で上回っているのでしょうか? gunなんだから・・・銃火器ですね。人数でも拳銃の数でも相手が上というわけです。
Outshine
次の『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』では、outshineの進行形。ボスより輝きつつある部下ってこと。ここでは、文字通り光学的に輝いているのではなく、能力が上回るニュアンスです。
He’s kind of outshining his boss.
Outfox
それでは、次の『メンタリスト』はどうでしょうか? 「outfox」です。これは意味が分からなくても、FBIがジェーン達を上回ったことだけは分かるんじゃないでしょうか? foxは名詞では狐の意味ですが、ずる賢いイメージは英語でも同じですね。だから、動詞で「騙す」の意味があります。すなわち、outfoxで相手を出し抜くといったニュアンス。FBIにしてやられたジェーンという状況なのでした。
Outrun
『モダン・ファミリー』では母の日に母親と子どもたちがハイキング中。コヨーテが出てきたらコヨーテより早く走るつもりかと聞いています。元の動詞がrunだから、これは簡単かな。コヨーテが哺乳類で最速とは知りませんでした。ちなみに、コヨーテより早く走る必要はありません。友達より早く走ればよいのです(笑)
Outearn
ペニーが始めた雑貨の内職の時給を計算すると・・・。インドネシアの靴工場で働く子供の方がoutearnしていると言われてしまいます(笑) earnだから、これは簡単。
最後に
以上、5例を見てみましたが、いかがでしょうか。わりと簡単に感じてもらえたら幸いです。「out-」を頭に付けるだけで上回るの意味が付与される。もちろん、outには「外へ」の意味もあるので、毎回「上回る」になるわけではありません。outputなんてまさしく外に出力ですし。
なお、綴りは場合によっては「out-earn」のようにわかりやすくハイフンが入るパターンもありました。今回は統一するため全て抜いてあります。
いずれにせよ、次の英語の試験では、友達をoutscore(?!)と行きたいものですね(笑) それではー
人名バージョン(!)もどうぞ↓
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