英語試験に絶対出ない「原級で比較級の意味を表現する」方法
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今回は一発ネタ。本当に英語テストには出ないので、受験生は読んじゃダメ。
さらっと英文法の比較の復習
一応、比較の超特急のおさらいです。
原級
原級はある物差し(形容詞・副詞)で「A=B」を表しました。
ちなみに、cornyを2つの意味で使ってるので、ある意味言葉遊び。
比較級
比較級はある物差し(形容詞・副詞)で「A>B」を表す構文でした。
ペニー: Well, better than North Dakota.
Redditのコメント
それを踏まえ、redditにあった次のコメントを見て下さい。
Trump is as dumb as a rock. Now that I think about it, I want to apologize to rocks.
実はas dumb as a rockはそれ自体で定型表現ですが、ここでは一旦置いておき、普通の原級として見てみます。
まず、トランプは岩と同じくらいアホと述べます。その直後、Now that I think about itとしばし考えてみた結果、岩に謝りたくなったのだそうです。つまり、「岩さん達、トランプなんかと比較してゴメン」というわけです。「君たちはそこまでヒドくない」と。そしてほら、この時点で、アホさ加減で「トランプ>岩」が言えちゃってます(笑)
つまり、
謝罪を追加するだけで比較級の意味に早変わり
こんなの英語の試験には絶対出ないけど、レトリックとして面白くないですか?
日本語でも同様のレトリック
でもこれって実は、日本語でもよく目にする表現なんです。ネット上で「お前は小学生かよ(原級)」「それは小学生に失礼だ(謝罪)」なんてやり取りあるじゃないですか。それと構造は全く同じですよね。
dumb as a rock
ちなみに、途中で置いておいた「as dumb as a rock」は、「岩と同じくらいアホ=とてつもなくアホ」という英語での決まり文句になってます。
dumb as a rock
(直喩)とても愚か;柱くらい愚か。
(simile) Very stupid; dumb as a post.
だから、redditのコメント氏は、トランプはこの直喩でとても愚かと言っておきながら謝るんですから、ある意味、トランプは最上級のアホさと言いたいんですね(笑)
最後に
岩の例でも小学生の例でも比較自体はあまり本質的でなく、対象がとんでもなくアホだというのが主眼ではありますけど、なかなか興味深かったのでクリックベイトなタイトルを付けて紹介してみました(笑)
それでは〜
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