ネイティブはなぜ比較級で「Than」でなく「Then」を使うのか?
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この記事中の色分け
見にくいので、この記事ではthenは赤、thanは緑に着色してあります。赤は不正解、緑は正解ってイメージで。
比較級の復習
比較級って今だと何年生くらいで習うんでしょうね。bigger than、more sophisticated than、more better thanって感じで2つの対象を比較するときに使う構文。
でもさ、このthanをthenと間違えるって日本人的にありえない気がするんですけど、どうでしょうか?
例えばクイズで、
He is way bigger _____ me.
a) then, b) than, c) from
という選択肢があったときに、a) then を選ぶ割合ってどのくらいなんでしょう? b) thanと見誤って間違えるのは多少あるかもしれないけど、ほとんど無い気がするんですよね。まあ、比較級の文法を全く知らず、鉛筆を転がしてヤマ感でa)を選択するのも少しはあるかな(笑)
比較を「then」と間違えるネイティブ達
だから、ネイティブがこの間違いを少なからずする事実に衝撃なんです。ニュース記事や小説はチェックが入っているのでありませんが、校正しないネットのコメ欄では結構見かける感じです。
例えば、YouTubeのコメント欄からは、
Don Lemon is less of a journalist then the morning show hosts he is putting down.
redditではスレタイトルにthenを使っちゃってます。
The lowercase L is bigger then the uppercase i
次のなんか、より大きいのmore thanもthen化しちゃってるしw more thenて明らかにおかしいやん。
Any of these worth more then $1?
こんな感じで他にも探せば本当に大量に出てきます。でも、英文法を正式に習った日本人ってこの間違いしない気がするんですよね。だって授業でthanって習ったから。そもそもthenの出てくる発想がない。
ここまで書いて気が付きましたが、以前no sooner thenというのが海外ドラマに出てくると記事にしてました。
今考えると、これはno soonerに特有ではなく、比較級でthenを使って間違う傾向から来てたんですね。
英文法間違いトップ10にランクイン
ちなみに、「よくある英文法間違いトップ10」とかでググってみると、確かにこの事実はヒットしますね。
- Than/then
Confusion between “then” and “than” probably arises because the two look and sound similar.
「then」と「than」にまつわる混乱は2つの単語の綴りと発音が似ているところから来てるのだろう
まとめ
ということで、日本人にあまり馴染みのないこのthenとthanを取り違う間違いですが、結局綴りと発音が似ているところから来ているみたいですね。
英語学習してる者からすれば、ネイティブがこんなところで躓くのかとかなり不思議な感じです。似てる単語なんて他にゴマンとあるでしょうに(笑) よくTOEICで満点取れないネイティブとか話題になったりしますが、意外とこういったところが落とし穴なのかもしれませんね。
まあ、我々としては、「比較級はthen」と学校で習った通り覚えておけば間違うことはありません。おっと、thanでした(笑) やっぱ、意外と間違いやすいのかもね。それでは〜
耳慣れない「better than good」↓
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