接尾辞的に使われる「Monger(モンガー)」の意味とは?
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「Monger」の元々の意味
「monger」ってあまり馴染みがない英単語(接尾辞)かもしれませんが、お店の「〜屋」の意味でたまに出てきます:
monger
(主に合成語)特定日用品の商人。
(chiefly in combination) A dealer in a specific commodity.
だから、fishmongerなら魚屋、cheesemongerならチーズ屋なんですって。なら、「おかしのまちおか」なら差し詰め「駄菓子-monger」って感じかな(笑)
「Monger」の派生した意味
ただそれ以上に、現在ではこのmongerは「好ましくないものを広める人」の意味での使用のほうが多いかもしれません:
monger
(合成語)望ましくないことを促進する人。
(in combination) A person promoting something undesirable.
だから、warmongerなら主戦論者。つまり、戦争好きな人ですね。他にも、rumormongerなら噂広めるのが好きな人。
更に、最近よく聞くのが、fearmonger。恐怖を広める人。または動詞fearmongeringで恐怖を広めること。つまり、怖い怖いと大衆を煽ること。そして、自分のagendaを遂行するのにその恐怖を利用する。さしずめアメリカなら、移民は怖い、メキシコ人は怖いと煽るのがfearmongerですね。後は、イスラム教徒に対しても。そして、壁の建設や、入国を規制するような自身がプッシュしてる政策に結びつけるんです、ってどこのトランプだ(笑)
ただ、別の視点で見ると、地球温暖化もfearmongerとみなされるみたいです(笑) この発想が自分には全く無かった。 確かに、地球温暖化で北極の氷が溶けて、流氷の上に乗った白熊が流されて行く・・・とかいうステレオタイプも、特定のグループが大衆を恐怖で扇動して、自分たちの利益にしようとしてる可能性は無きにしもあらず。
人を何かに駆り立てたい時に「恐怖」は非常に手軽で安価なツール。相手がこちらの恐怖に訴えてきた時には、早々に飛びつくのではなく、一歩下がって深呼吸してから検討する必要があるかもしれませんね。これは自戒も込めて。
あ、「これからの時代、英語ができないと生きていけない」なんかもfearmongeringかもしれませんよ(笑)
まあ、このブログ的には、海外ドラマを英語字幕で見てれば英語なんて2年でできるようになるから、fearなんて全然湧きませんが。
それでは〜
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