ミームの「Surprised(Shocked) Pikachu」

現代版二条河原の落書があれば、「この頃ネットに流行るもの・・・」と書き出すかもしれないと思う今日このごろ。

今回は、最近よく見かけるようになったネットスラングというか、ミームの一種「Surprised Pikachu」(shocked pikachuとも)を見ていきたいと思います。直訳は「驚くピカチュウ」。日本人にも馴染みのある、あの黄色い悪魔ピカチュウですからね。すぐ廃れると思いきや、これが意外と定着してる感じなんですよ↓↓ だから、覚えておいて損はないかも。

グーグルトレンドでの「Surprised Pikachu」の流行
Surprised Pikachu on Google Trends

「Surprised Pikachu」実際の場面

まずはポケモンの該当シーンを見てみます。

ポケモンを詳しく知らない私でも状況は分かります。バタフリーというポケモンを召喚して、スリープパウダー攻撃を仕掛けたら、敵に風を起こされて攻撃不発。逆にバタフリー自身が眠ってしまうという構図。そして、サトシが残念がるその裏で、右隅のピカチューがなんとも言えない表情をする、という場面です(笑)

このピカチュウの表情が「Surprised Pikachu」とネットで呼ばれているものなんですね。驚いているというより、「そりゃそうだ」と結果が当然という表情のようにも見えてしまいます(笑) 達観してると言うか。英語の表現で言えばDuhの成分が入ってますね。

このシーンが脚光を集めるやいなや、ネット上にまたたく間もなく広がっていって、一躍ミームの仲間入り。それだけこの表情をするシーンが日常にありふれているということなのかもしれません。

「Surprised Pikachu」ミームの実例

そこでここからは、ネットユーザーが投稿した「Surprised Pikachu」ミームを見ていきたいと思います。

以下は、試験前にネットし過ぎて、テスト失敗。このピカチュウの表情はなんとも言えませんね。「何てアタリマエのことを・・・」って感じ(笑)

「Surprised Pikachu」ミームで、テスト失敗
「Surprised Pikachu」ミーム

お次は、頑張って高解像度のSurprised Pikachuを作ったのにもかかわらず、7つしか「いいね」がもらえなかった人(このミームの作者)。「あーそうなんだ・・・」。なんか達観してる表情です(笑) ちなみに、Surprised Pikachuは低解像度だから良さがあるという意見もあって、高解像度が必ずしもいいわけではないみたい。

「Surprised Pikachu」ミームで、いいねがもらえない
「Surprised Pikachu」ミーム

最後は、LGBTをサポートすると公言したら、「君ってゲイなの?」と聞かれるパターン。これは、テンプレ的偏見に、驚きよりも呆れのほうが強いですね。

「Surprised Pikachu」ミームで、偏見に呆れる
「Surprised Pikachu」ミーム

画像が貼れない時の代用パターン

もちろん、画像が貼り付けられない掲示板やYouTubeのコメント欄でも「surprised pikachu」は登場します。

コメントの最後に「Surprised Pikachu」や「Pikachu Face」と文字で書いて、自分の現在の心境を匂わしたり。後は、画像が貼り付けられないのにもかかわらず、「surprised_pikachu.jpg」と書いて、あたかも画像を貼ったかのようにするのも見かけます。

ブログ主の「Surprised Pikachu」作品

最後に自身渾身の作品。こうなっていないことを祈るばかりですね(笑) それでは〜

「Surprised Pikachu」ミームで、既に知られている
「Surprised Pikachu」ミーム