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今回はちょっとした一発ネタですけど、海外ドラマでは名詞を動詞として使って驚くというシーンがたまに出てきます。つまり、めったに使われないとか、一度も聞いたことないとか、そんな感じ。そこで、どんな単語が動詞として使われて驚かれているのか、見てみたいと思います。

beak / クチバシで突っつく

beakは鳥のクチバシだから、動詞での意味はクチバシで突っつく。まあ言われたら分かるけど、動詞で使う人はいないっぽい。だって既にpeckがあるし・・・。

以下のシーンでは、ジェスが目の周りにあざ(black eye)をしているので、心配したルークが聞くと、ジェスはthingがbeakしてきたと語ります。喧嘩でやられたとは年頃の男の子なので当然言えません。でもよく考えると、beakはstab(突き刺す)系ですよね? パンチされたアザにはならないような・・・。ここのin the 体の一部は以前記事にした通りのパターンですね。

ジェス: I was just walking by and the thing came out of nowhere and bam beaked me right in the eye.

ルーク: It beaked you?

ジェス: You still don't believe me.

ルーク: I just never heard anyone use the word beaked as a verb before.

Gilmore Girls

winter / 冬を特定の場所で過ごす

winterは名詞で「冬」ですが、動詞で「(鳥などが)冬を別の場所で過ごす」意味があるようです。渡り鳥とか。向かう場所は、当然南下して暖かい所でしょうね。

次の『デス妻』のシーンは、階級が違うお金持ちの連中のことを話している場面。winterを動詞で使うってことは、南国マイアミとかの別荘に冬の間だけ移るって感じかな。winterを動詞で使うという事実で、階級の違いをものの見事に浮き彫りにしています。ちなみに、summerもありそうと思ったら、当然のように動詞形がありました(笑) Every year I summer in 軽井沢.とか言ってみたいものです(笑)

They're rich! They have jewels and cooks! They use "winter" as a verb!

Desperate Housewives

最後に

今回は「それを動詞として使うんかい!」と海外ドラマの中の登場人物が驚いているシーンを見てみました。beakは手元の辞書でも動詞としては載っていません。それでも通じるんだから、英語は結構いい加減ですね。ジェスにとって、キツツキはウッドペッカーじゃなく、ウッドビーカーなのかもね(笑)

まあ、英語なんて結局は位置の言語。位置の持つ魔力が単語より断然強いと言う感じです。昔、SVOCとか習いましたけど、動詞をVの場所に入れるんじゃなく、Vの位置に入れたものは何であれ、動詞として働いてしまうんですよね。この事実に気付いて、俄然英語が面白くなった記憶があります。このネタで記事書こうかな(笑) それでは、また〜