Shirts and Skinsとは?

Shirts and Skinsという英語表現を今日は紹介いたします。何のことか分かる人いるのかな? 一応、海外ドラマや映画でおなじみの光景なんですけど・・・。聞き覚えはないと思いますが、多分そのシーンを見れば「ああ、なるほど、これのことか!」とaha!してもらえると思います。

それにしても、シャツと皮膚?? なんだかよく分からない組み合わせですよね(笑)

以下、障害物兼ヒントとして広告を入れておきますので、考えたい方はここで止まって考えてみて下さい。

答え合わせ:Shirts and Skinsの意味

それでは、正解は・・・

『アメリカン・クライムで、少年院でいじめられるラティーノ少年』
American Crime [Credit:ABC]
『Shirts & Skins』の番宣ポスター
Shirts & Skins [Credit: Logo]

スポーツの試合でシャツチームと裸チームに分かれることでした(笑)

ほらね、海外ドラマ好きな人なら、一度は見たことある光景ですよね。だから、シャツとスキンなんです、って見たまんまやん(笑)

aha(なるほど、そうか)した人結構いると思うんだけど、どうかな? へぇへぇボタンここに置けたらいいのに(笑)

でもなんでShirts and Skinsでチーム分け?

ところで、何でこんな事してるんでしょうか? 露出狂? いや、違いますよね。ユニフォームが無いんです。だから、チームメイトがひと目で識別できるようにシャツ組と裸組に分かれているんです。ちなみに、基本はバスケみたいですね。正式な試合でなく、即席で友達同士でやる感じ。そして裸になるんだから、もちろん野郎専用で、季節は暖かい時期。高校・大学、あるいは刑務所なんかで行われる感じです。実際、前者の画像は少年刑務所のシーンみたいです。後者は『Shirts & Skins』というそのまんまの名前の番組があるようです。

ちなみに、Wiktionaryによれば

shirts and skins

  1. 日常のスポーツ競技でチームメンバーを示す方法、片方はシャツを脱いで裸になり(裸チーム)、もう一方はシャツを着たままにする(シャツチーム)。
  2. 上記方法を使って遊ばれるゲーム。
  1. a method of indicating team membership in informal sporting contests, in which one team (the “skins”) remove their tops and go shirtless, while the others (the “shirts”) leave their tops on.
  2. any game played using the above method

となっていて、スポーツでのチーム分けということで、ほとんど同じことが書かれてますね。

でもさ、こうやって文字で説明されるより、映像で見るほうが一発で分かりますよね。 視覚経由での理解がいかに優れているかの証左です。だから、英語勉強なんて海外ドラマ見てればいいんです(←こればっかw)。

辞書にないShirts and Skinsの独自解釈

さて、ここから私独自の解釈が始まるんですけど(笑)、海外ドラマを相当数見て培ったイメージなので、そんなに外れてないと思います。

Shirts and Skinsってこれだけだとチーム分けの意味しか無いじゃないですか。日本で言うところの紅白帽被ってチーム分けしてるのと一緒。でも、それとはニュアンスが少し違うんです。

例えば、ひょろひょろのオタクのもやしっ子がShirts and Skinsに参戦するとします。さて、どっちに入るべきでしょうか?

当然シャツチームなんです。だって、6パックもないし、肋骨浮き出てるの本人も見せたくないから。つまり、暗黙の了解で

Skins > Shirts

のようなクラス分けというかヒエラルキーができているようなんです。いつかSkinsになってやる!みたいな決意も聞いたことありますし、だいたいSkins側が威張ってます(笑)

これ結構当たってる気がするんだけど、どうでしょう?

海外ドラマの例

ここで、字幕を検索して出てきたshirts and skinsが使われているシーンも合わせて確認してみましょう。ここまで説明してきたので、以下のセリフはかなり理解がしやすいと思います。

『コブラ会』から

ミヤギ道場門下生となったデミトリ。池の盆の上でトレーニングしているサマンサとロビーを見て、Shirts and Skinsやるなら僕はシャツと声を掛けます。デミトリですから、スキンにはなりえませんね(笑)

デミトリ: Are we doing shirts versus skins? ‘Cause I prefer to be a shirt.
『コブラ会』で、ミヤギ道に入門したデミトリはシャツチームを先約
Cobra Kai [Credit: YouTube Premium]

『ビッグバン★セオリー』から

エイミーは女子3人だけでhangoutすると聞いて、ツイスターを持参します。あの、右手赤、左足青のツイスター(笑) そして、shirts and skinsでと言ってから、おもむろに自分はシャツチームを宣言。エイミーは運動苦手なのでもちろんシャツですね。ちなみに、ここの日本語字幕を見たら「ペニーは裸で」となってました。shirts and skinsに馴染みがない日本人向けで、翻訳者の苦労が忍ばれますね。

エイミー: What do you say, bestie? We can do shirts and skins. I’m shirts. Called it.
『ビッグバン★セオリー』で、エイミーはツイスターをやることをペニーとバーナデットに提案
The Big Bang Theory [Credit: CBS]

『コミ・カレ!!』から

ジェフとシャーリーが他の生徒の噂話をしてるシーン。その生徒はイケメンで、すぐシャツを脱ぐ習性があるということから、チェッカーでもshirts and skinsをすると茶化すシャーリーです。当然、チェッカーはボードゲームですから、脱ぐ必要は全くありません(笑)

シャーリー: He’d play shirts and skins in a game of checkers.
『コミ・カレ!!』で、ジェフとシャーリーは他の生徒の噂をする
Community [Credit: NBC]

最後に

今回紹介した表現shirts and skinsは、バスケなどをする時にユニフォーム替わりにシャツチームと裸チームに分かれることでした。この海外ドラマではおなじみの光景に名前が付いていたというのが驚きです。

ところで、この慣習って日本にはあるのでしょうか? 個人的には日本で見たこと全くないし、日本人にはそもそも合わない気がします。裸になるくらいなら別の区別の方法を模索しますよね? でも、地域的な可能性もあるかな? もし、昔(今でも)shirts and skinsしたことがあるという方がおられましたら、教えて下さると嬉しいです。個人的にめっちゃ興味がある(笑)

それでは〜