海上での呼びかけの定番「Ahoy」は「おーい」を意味【アホーイ】
広告
海外ドラマでの「海」エピソード
海外ドラマ・シットコムでは長く続いている番組だと、たいてい数回は海に関連する回がある感じです。金持ちの友達のヨットに乗せてもらったり、船上パーティー形式の結婚式にお招きだったり。日本のアニメのプール回とか温泉回的な感じですね。
そんな時、必ず「海事(nautical)用語」を使い出すうざいキャラが登場します。ここでいう海事用語とは日本語の「面舵いっぱい、取舵いっぱい」とかいう海上でしか使われない専門用語のこと。英語でも海の男達だけが使う専門用語があるんですね。昔記事に書いたAye, aye, Captainなんかも似たような感じです。
アホっぽくない「Ahoy」の意味
今回紹介する「Ahoy」はそんな海事用語の一つで、「おーい」と呼びかけを表します。呼びかけなので、呼びかける対象とは少し距離があるイメージ。日本語だと「あほーい」なので、ちょっと間抜けな響きですけどね(笑)
ahoy
間投詞
- (海事)船やボートや人を呼び止めるのに、または注意を引くのに使われる。
- (面白おかしく)何かが近づいたり迫っている注意。
Interjection
- (nautical) Used to hail a ship, a boat or a person, or to attract attention.
- (humorous) Warning of something approaching or impending.
海外ドラマでの例
『LOST』での「Ahoy」
例えば、次の『LOST』では、島を筏で脱出しようとした一部メンバーが通りかかった船に気付いてもらうよう叫んでいます。ここは文字通り海の上なので、「Ahoy」ですね。
『フレンズ』での「Ahoy」
他にもシットコムの『フレンズ』では、ボートを始めたジョーイが「アホーイ」と言って部屋に入ってくるシーンがあります。この場面は海じゃないけど、ボートの練習帰りでahoyを使っていますね。一方のチャンドラーも、ジョーイがahoyという挨拶で入ってきたので、ボートの帰りだと気づきます。
チャンドラー: How’s the boat?
『ビッグバン★セオリー』での「Ahoy」のうんちく
最後に、ahoyに関連した『ビッグバン★セオリー』のシェルドンのウンチクで〆ましょう。それは、グラハム・ベルが電話を発明したとき、挨拶としてahoyを提案したというネタ。海とは関係ないけど、遠隔地にいる人に呼びかけているイメージからヒントを得たんでしょうか? でも、今これを実践してる人は殆どいないでしょうけれど(笑)
最後に
今回紹介の「ahoy」は海での呼びかけ「おーい」の意味でした。海で漂流したときに備え、是非とも覚えておきたい表現ですね(笑)
ちなみに、ahoyはah + hoyと分解でき、hoy自体も注意を引くときの間投詞なんだそうです。英語の「hoy」も日本語の「おーい」も似た感じの響きになってますよね。理論的に、相手の注意を引きやすい音、遠くまで通りやすい音とかあるのかもしれませんね。調べると面白そうです。それでは〜
Oiのパターン↓
広告