映画・海外ドラマにおける「隻腕カギ爪のピアニスト」のお約束
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今視聴中の世にも不幸なできごと(A Series of Unfortunate Events)には両腕がカギ爪になってる男が出てくるのですが、シーズン2に入ると予想通りピアノを弾くシーンが出てきました(笑)
場面はオラフ一味がミュージカルし始める箇所(シーズン2・エピソード3の最後)。カギ爪だとめっちゃ弾き難いと思うんですけど、なかなかどうして、結構うまく弾いているように見えます。曲を鍵盤を左から右に鉤でなでるグリッサンドで〆るのもおなじみと言ったところ。
でもちょっと待ってください。なんで「腕がカギ爪の男=ピアノを弾く」なんでしょうか? ピアノを弾くことからかなり遠い人物ですよね? それなのに、自分の中で方程式「腕がカギ爪の男=ピアノを弾く」がいつの間にか出来上がっているのです! これは以前見た番組なんかの影響だと思うので、過去にどんな番組でピアノを弾くカギ爪男が出てきたか今回調べてみることにしました。
まず、自分がディズニーアニメの中で一番好きと言っても過言でない塔の上のラプンツェル(Tangled)のカギ爪男がピアノを弾いてます。こちらのカギ爪男は、鈎はあくまで補助として使い、もう一方の手を最大限利用しています。
ところで、カギ爪は英語で「hook」ですから、当然あの有名なフック船長がピアノを弾いたのかも気になるところですね。そこで調べると・・・
やはり、ありました!
となると、この「腕がカギ爪の男=ピアノを弾く」ってお約束(trope)になってるのでは?とテレビ界のお約束を集めたサイトTV Tropesで調べると・・・
既に記事があるじゃないですか(笑) ということで、自分だけじゃなく、一般的に認知されている事実なのでした。ふぅ、スッキリした(笑)
いや、ちょっと待った! まだスッキリしてません。
重箱の隅をつつくようで申し訳ないんですけど、カギ爪でピアノを実際弾けるのか否かという疑問が新たに浮上してきました(笑) アニメの中なら何でも可能なので論外。そして、実写である海外ドラマ世にも不幸なできごとの中でも、ちゃんと弾いているところが映っているのは最後のグリッサンドだけなんですよね。そして、グリッサンドなんて鈎を斜めにして左から右に鍵盤を舐めればいいので簡単そうです。
果たして、人はカギ爪でピアノを弾けるのか否か?
さすが世界は広いですね。時を遡ること8年前に、この難問は既に解決されていたんです! なんと、YouTubeに投稿された一本のクリップにその答えがありました。女の子が健気にカギ爪でピアノを弾いている動画。真実は皆さんの目(耳)でご確認ください・・・。再生回数1,000も満たないビデオが日本のブログに取り上げられるなんて、この子も思ってもみなかったでしょうね(笑)
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