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ポッドキャストA Way With Wordsに日本人的に興味深いネタがありました。謝罪のときに「 I’m sorry」と「 I apologize」で心のこもってる加減が変わるのかどうかという内容です。

その前に、A Way With Wordsについて言ってくと、一言で言えば、英語に関する電話相談ラジオです。視聴者から質問を受付け、言語の専門家二人マーサとグラントが答えます。ほとんどはネイティブからの質問なので、英語学習者には敷居が高かったり、重箱の隅的な内容になってたりするんですけど、時々今回のように我々学習者にも有用な内容があります。上記リンク先に番組の音源がトピックごと(5分程度)で分割されているので、気に入ったテーマのものを聞いてみるのも面白いかもしれません。ただ、リスニング力が相当要求されちゃうんですけどね。特に質問者の声は電話越しで一般人の喋りなので、時々理解不能なこともあります。

さて、本題に戻ると、電話を掛けてきた女性は、ある日簡単なミスに対し 「I apologize」と謝罪されて驚いたんだとか。この女性的にはI'm sorryでいいのに。しかし謝った本人は、sorryは本気で謝ってなく、本気で謝罪してる時はapologizeという使い分けをしているとのこと。そこで混乱してしまって、今回の質問となったわけです。

これは確かに日本人的にも興味あるところですよね。個人的には、sorryは軽い感じ? apologizeはビジネスとか公の場で使われるって感じかな?

この女性に対するホスト二人の回答が素晴らしいです。「 I’m sorry」と「 I apologize」だけでは謝罪の意味をなさなく、これらは謝罪のイントロダクションにしか過ぎない重要なのはその後に何を言うかなのだそうです。「 I’m sorry」と「 I apologize」は謝罪の開始の合図なのであって、それで終わりではないんです。その後に伝えられる言葉が、そしてそれを心から思っているかが重要なんですね。

これを聞いたら、日本語・英語、どの言語を使ってるかに関わらず、結局はハート次第なんだなあと感じてしまいました。気持ちがこもってればどっちでもいいんですね。日本人的には「遺憾の意」の例がこれにぴったりかもね。例え遺憾の意を表明されたとしても、そのことで直ちに相手が心の底から残念がってると感じる人は居ないはず。政治家とかが言ってると想像すると分かりやすい(笑) 結局、その後に何を言うか、どうデリバリーするかってことにかかってくるんです。

ということで、「 I’m sorry」と「 I apologize」のどちらにするか悩んでる時間があるくらいなら、それ以降に続けるセンテンスを考えたほうがいいのかもしれませんね(笑) それでは〜