『悪魔バスター★スター・バタフライ』のポスター
Star vs. the Forces of Evil [Credit: Disney]

ここ数ヶ月暇な時間を見つけては『悪魔バスター★スター・バタフライ(Star vs. the Forces of Evil)』を見てるんですけど、子供向けアニメと侮るなかれ、これが結構英語の勉強になるんです。個人的には『怪奇ゾーン グラビティフォールズ』以上かもしれない。

そこで、どんな感じで英語の勉強になるか、いくつかシーンをピックアップして見ていきたいと思います。

Picnic

スカンジナビアから来た交換留学生グスタフの行動が怪しいので、ライバル心も少しあって、秘密裏にグスタフのことを偵察するスター。番組後半、グスタフがマルコ一家をピクニック招待するのですが、スターは遂にグスタフの計画を見抜きます。グスタフは彼らをピクニックに連れて行くのではないのです。なんと、マルコ一家そのものがpicnicなのです! picnicに『食事」という意味があるので、ここではグスタフがマルコ達を食べると言っているんですね。カニバリズム・・・。こんな感じで、この番組言葉遊びが多いです。さて、真相はいかに・・・

スター: Gustav's not taking them on a picnic, they are the picnic!

Star vs. the Forces of Evil/Season 1/Episode 3

ミューニにまつわるダジャレ

主人公のスター・バタフライは別世界のミューニ(Mewni)から地球にやってきましたが、ミューニの文化が紹介される時にミューにをもじった表現になります。

例えば、英単語pubertyは「思春期」の意味ですが、シーズン1エピソード6のタイトルは「Mewberty」。pubertyを知ってると思わずニヤリです。このエピソードでは、スターが思春期特有の異性にトキメイてしまい大騒動を起こします(笑) 他にも、Mewnipendence Dayで独立記念日とか。

こういった言葉遊びは、日本語に翻訳するとき全部失われてしまうようですね。残念。

小難しい英語を話す用語集さん

用語集さんの英語名はGlossaryck。この名前自体が「glossary(用語集)」から来てますね。そんな、青天狗(私の命名(笑))は魔法の本に住んでるだけあって、小難しい気質。そして、時々尋常でない英単語を使うんですよね。

例えば以下のシーンでは「thusly」なんて珍しい単語チョイスです。thusの存在を知ってればthusly=thusなのは分かりますけど・・・。子供番組でどうなのよ?(笑)

ちなみに、調べたらthuslyを使うキャラが他の番組に居ました。ビッグバン★セオリーのシェルドンです(笑)

用語集さん: Boy, this isn't a magic problem, and thusly... is beyond my control.

Star vs. the Forces of Evil/Season 2/Episode 3

イディオムが分からないスター

スターは異世界出身なので、地球でのイディオムとか詳しく知りません。そこで、結構適当に言ってマルコに訂正されます。

以下のシーンでは、仲直りをするというbury the hatchetをハンマーにしちゃってますね(笑) まあ、武器という点では合ってるかな?

こんな感じで、サラッとイディオムまで学べます。

スター: He's obviously trying to bury the hammer or whatever.

マルコ: Hatchet. "Bury the hatchet."

Star vs. the Forces of Evil/Season 2/Episode 10

最後に

今回はディズニー・アニメ悪魔バスター★スター・バタフライって英語の勉強になるよという紹介でした。

ちなみに英語版だとスターとマルコの間chemistryが日本語版より感じられる点でもおすすめです。

www.disney.co.jp

エンディング曲を直訳してみました↓

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