海外ドラマの中に出てくる文字を読む
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このブログで紹介している英語表現はほとんど海外ドラマ由来なんですけど、基本的には番組内で話し言葉(音声)として出てくるものばかりなんです。英語字幕を検索しているだけなので、それ以外のものは拾えないってだけなんですけどね。
でも実際海外ドラマを見ていると、会話だけが出てくる英語の全てではないことが分かります。書き言葉としての英語だって登場するんですよね。それは、「芝生に入るな」という注意書きだったり、手紙だったり、Tシャツのデザインだったり、あるいは最近だと、ショートメッセージの画面がポップアップで表示されたりもよくあるパターンです。
日本語字幕なら、それらは訳されることもあるし無視されることもあります。一方の英語字幕では、当然それらの文字は字幕としては出てきません。だって、画面を直接見れば表示されているので、字幕にする意味がないですからね(笑)
そこで、今回はいつもと趣向を変えて、海外ドラマに出てくる文字を読んでみたいと思います。これが結構面白かったりするんですよ😆
まず最初は、上で例に出した「ショートメッセージの画面がポップアップ」から。クレイジー・エックス・ガールフレンドでは、レベッカがジョシュのマンションの入口で誰か住人が扉を開けてくれるのを待っています。怪しまれないよう、スマホでテキストを送信してる風を装いますが、その内容はと言うと
I am fake texting so I look like I'm waiting for my friend.
Crazy Ex-Girlfriend
と、自分現在の状況をメッセージにしているのです(笑) 茶の間は思わずニヤリです。
次は、ベター・ソウル・コールのシーズン2冒頭、当局の追跡から身元を隠しシナボンで働くソウル・グッドマン。店の営業も終わり、後片付けをしゴミを捨てに来たソウルは、地下のゴミ捨て部屋に閉じ込められてしまいます。ドアが閉まってしまうと中からはドアが開かない極悪設計。そこで、ソウルが裏口の非難扉に近づくと張り紙があります。曰く、
Notice: Emergency Exit Only! If you exit this door you will activate the alarm, and the police will be notified. If you must exit and the
Better Call Saul
と、警察に連絡が行く親切設計(笑) ちなみに、この文章がtheで終わるわけないので、この右側にもう一二枚紙が貼ってあったと推測されます(現在は剥がされている状況)。そこに閉じ込められた場合の対応手段が書かれてあったと思うんですけどね。だって、ドアが閉まったら最後中から出られないって、そんな危ない設計の部屋はないと思うんですが・・・
そんなソウルはその部屋に滞在することを決意。警察が来るかもしれない不安の中、自分がここに存在したことを証明するために、鍵で壁に文字を彫ります。
SG WAS HERE
Better Call Saul
もちろんSGはソウル・グッドマンの略ですね。
お次は一転、神アニメのリック・アンド・モーティから。ここのリックの着ているエプロンに注目して下さい。
SUCK MY D__K
Rick and Morty
下線になんの文字が入るかすぐに分かる方は素晴らしいです。それにしても、ひどい文言ですね(笑)
同じくリック・アンド・モーティからは、リックとモーティがオカシクなった時(シナリオ4)に備えて手順書がサマーに渡されます。そして、二人がオカシくなったのを認識したサマーは、この手順を淡々と実行。視聴者的には、この手順書を踏まえてこの後のサマーの行動を見ると、手順通りそのまんま行動しているのが分かります(笑) しかも、躊躇せずに実行するところが逆に恐ろしい。この手順を今まで何度も実行してるのかもしれませんね😅
最後は、また戻ってクレイジー・エックス・ガールフレンドから。番組冒頭のシーン。レベッカのアップから焦点を背後に移すと、レベッカの頭でうまい具合に見切れて、JOSHの文字が視聴者には浮かび上がります。もちろんJoshはレベッカの愛しい人で、レベッカは彼を求めてウェスト・コヴィーナに移住することになるのでした。
と言った感じで、海外ドラマに出てくる文章達も遊びゴゴロが満載なのでした。海外ドラマ視聴は最初は会話を追うだけでも大変ですが、余裕が出てくるとこういう文章でもニヤリとできるようになれますよ。そうなると楽しさが更に増します。
↓続編です
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