〜なんてのは存在しないを意味「There is No Such Thing As」
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There’s No Such Thing As a Free Lunch
以前、「There is no such thing as a free lunch」という定型表現の意味と語源をみてみました。意味は、無料の昼食なんてものは存在しない→ただより高いものはない(→裏になにかある)って感じでしたけど、今回は、この表現の土台となる「There is no such thing as…」という構文を見てみたいと思います。意味は「〜なんてものは存在しない」ってことですね。
それでは、海外ドラマの中ではどんなものが存在しないとされているか見ていきましょう。
『ビッグバン★セオリー』では調髪記録
シェルドンの性格からして、行ったことのない床屋になんか行けるわけがありません。そこでシェルドンの母親は、今までの調髪記録を渡したから新しい床屋でも大丈夫と、幼少時のシェルドンに吹き込んできたみたいですね。この歳になって初めて調髪記録なんてものは存在しないとレナードに事実を告げられるシェルドンです(笑) この、親に吹き込まれてずっと信じてきたけど、社会に出たらそれがデタラメだった、というのはよくありますよね(笑)
『コミ・カレ!!』では両方
ニコラス・ケイジの陰謀論(conspiracy theory)にハマったアベット。狂った役者は良いか悪いのいずれか。両方を満たすのは存在しないと、There’s no such thing asで述べます。ちなみに、後ろにあるのは糸で写真同士を結ぶ海外ドラマのお約束。なんと3次元です(笑)
『メンタリスト』では本物のサイキック(霊能者)
サイキックのフリしてTVで稼いでいたジェーンは、本物と偽物のサイキックを見分けられるかと質問されます。すると、そんなものは存在しないと断言です。
『ウエストワールド』では善と悪
勧善懲悪になるのは水戸黄門の中だけなんですね。現実世界は単純に白黒(black and white)つけられるほど、その境界がはっきりしているわけではないってこと。片方の観点からは悪役(villains)でも、もう片方の立場になってみればヒーローになりうる。両者それ相応の正義があるってことでしょうか。
最後に
今回紹介したThere is No Such Thing As...は「〜なんて存在しない」と言う意味ですが、上の一部例ではそれ以上のニュアンスがありますね。単に数学の方程式の解が存在しないというよりも、相手が信じてきた夢物語を否定する文脈で使われることもあるみたいです。
ところで、皆さんなら何を存在しないとするでしょうか? 考えてみると面白いですよね。数ヶ月で財産が倍になる儲け話とかパッと思いつきますけど、それって結局There is no such thing as a free lunchなんですよね(笑) そう考えると、フレーズThere is no such thing as a free lunchの有用さが分かりますね。それでは〜
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