映画・海外ドラマで張り込みを花屋のトラックで偽装するお約束
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『ザ・ボーイズ』の評価はかなり上々
アマゾン・プライム・ビデオでやってる『ザ・ボーイズ(The Boys)』が評判が良いので見てみたら、これが勧善懲悪なスーパーヒーローものではない面白さがあり、1日で見終わってしまいました。プライム・ビデオにもようやく見られる作品が揃ってきた感じですね。
『ザ・ボーイズ』での「花屋のトラック」
感想などはまた別の機会に譲るとして、この海外ドラマの中でとあるお約束が言及されていました。それが、表題の「花屋のトラック」です。
海外ドラマ・映画でFBIなどがガサ入れ・張り込みするときって、監視対象の近くにトラックなんかを停車して、その中から監視するのが定番。トラックの中には、重装備の捜査官達がぎっしり待機していたり、あるいは最新のコンピュータ・監視モニターなどの設備が整っていて、リーダーがマイクで部下に号令を出すのが典型的なシーンです。
例えば、以下の『HOMELAND』のシーンは、キャリーが張り込み中。CIAですから、すごい重装備ですね(笑)
もちろんその張り込み中のトラックの横には「FBI(CIA)」と真面目に書かれているわけはありませんよね。周りに張り込みしてるのバレバレですから(笑) なにか別のビジネスに偽装するわけです。その定番が「Flowers(花屋)」だと言うんです。
実際『ザ・ボーイズ』から当該セリフを拾ってみると・・・
ブッチャーは、花屋と書かれた黒塗りのトラックがコテコテで怪しいんであって、自分達の引っ越しトラックの偽装は全然怪しくないと主張します(笑)
しかし、シーズン後半、これが現実のものとなってしまうんですね。ブッチャーは
ブッチャー: there’s a black van with “Flowers” on it, probably full of cunts waiting to jump us.
というセリフを述べますが、その後、主人公がモーテルの部屋に帰る際、駐車場に花屋のトラックがこっそり映ってます(笑)
花屋のトラックで偽装するお約束
さて、『ザ・ボーイズ』本編の内容は実際見ていただくとして、偽装トラックは海外ドラマではよく出てくるシーンだと思うんですけど、それって本当に花屋が多いんでしょうか? 個人的に花屋と言われればそんな気もするんですけど、別のドラマで花屋のトラックシーンを見ないと納得いきませんよね。
そこで、頑張って調べてみました(笑) これが大変なのなんなの。字幕を検索しても出てこないので、今まで見たFBI・警察モノのドラマでガサ入れシーンを目視で漁ってはみたものの、これが全く出てきません。3時間経っても出てこず、逆に目が痛くなって涙が出てくるだけ。この記事をボツにするかと思っていたところ、ようやく別ルート、TV Tropesに見つけることができました!
「Van in Black(黒塗りのヴァン)」と言うタイトルのお約束です。記事内には「花屋」の直接の言及はないのですが、『ザ・シンプソンズ』の画像が張ってあって、それがまさしくFlowersのトラックなんです! しかも、縦読みでFBIになるおまけ付き(笑) さすが、『ザ・シンプソンズ』(笑)
『ザ・シンプソンズ』はこういったお約束を笑いに昇華するコメディ・アニメですから、これをもって海外ドラマ・映画にFBIの花屋のトラック偽装が多いとは言えないことは重々承知ですけど、花屋で偽装というのがある種のお約束として受け入れられていることは納得できた感じです。
今後見ていく海外ドラマで偽装花屋トラックが出て来たら、この記事に追加したいですね。
最後に
いずれにせよ、皆さんの家の周りで不審な花屋のトラックを見かけたら、くれぐれも注意してくださいませ。中には諜報員がわんさか乗っているのかもしれませんよ(笑)
もしかしたら、日本では竿竹屋が怪しいかも?(笑) それでは〜
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