ネイティブも混乱「Biweekly」と「Bimonthly」の意味とは?
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「Bimonthly」の意味
いきなり問題です。英単語「bimonthly」の意味を考えてみて下さい。
biに「2」の意味があるのと、monthlyに「毎月の」の意味があるのを知ってれば、次の二つの可能性に行き着くと思います:
- 1ヶ月に2回
- 2ヶ月に1回
問題はどちらが正しいかなのですが、実はどっちも正解なんです(笑) なんじゃそりゃ。
bimonthly
- 隔月の
- 月に2回の
海外番組内でも混乱
『ボージャック・ホースマン』での「bimonthly」
トッドがbimonthlyでお菓子を提供する事業を説明して出資をお願いするシーン。実はここでの意味は「2ヶ月に一回」なんです。受け手の混乱を意図的に狙って「bimonthly」を使っています。だって、bimonthlyでお菓子が届くと喜んでいたら、蓋を開けたら「2ヶ月に一回」なんですよ。詐欺もいいところ(笑)
『ビッグバン★セオリー』での「bimonthly」
用語「bimonthly」似関しては、実際『ビッグバン★セオリー』の中のシェルドンが次のように述べてます。共同購入したタイムマシンを4人でどうやってシェアするかを検討するシーン。ラジの「bimonthly」に速攻でambiguous(曖昧)とツッコミを入れます(笑)
ラジ: I say we move it on a bimonthly basis.
レナード: That sounds fair.
シェルドン: Hold on. Bimonthly is an ambiguous term. Every other month or twice a month?
こんな感じで、どっちの意味にも取れる「Bimonthly」。「Biweekly」も同様の状況のようです。
曖昧な「Bimonthly」「Biweekly」への対処法
上でシェルドンも指摘したこれら単語の意味の曖昧さ。じゃあ、どうすればいいのかとググってみたら、このブログでも度々登場する英語に関する何でも相談ポッドキャスト『A Way with Words』で「Biweekly」が既に取り上げられていました。
タイトルの「Banish(追放する)」からも分かるように、番組ホストの言語学者はこの単語がお気に召さないようです。禁止しろとまで言ってます(笑)
詳しくはポッドキャストを聞いて頂くとして、面白いことに、ポッドキャスト内ではこの語彙「Bimonthly」「Biweekly」の意味がちょうど一つに決まる業界があると言っていますね。
それが、出版業界。「隔週・隔月」の意味でしか使われないとのこと。確かに、「週二」と「隔週」のどっちの意味かは、出版するのに大きな違いをもたらしますから当然なのかもしれませんね。その割に、その意味が大衆にまで浸透してないのは不思議な感じですけど。
ところで、『A Way with Words』の勧め通り「biweekly」と「bimonthly」を使わない(banish)ようにすることは簡単ですけど、それでは代替の表現は何にしたらいいんでしょうか?
って、もう既に上でシェルドンが教えてくれていましたね(笑)
シェルドン: Every other month or twice a month?
それでは〜
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