スラング「Bromance(ブロマンス)」の意味とその語源とは?
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「Bromance(ブロマンス)」の意味
今回のお題は「bromance」です。カタカナだと「ブロマンス」。brotherとromanceをくっつけたblend wordってやつですね。古くはsmokeとfogをくっつけたsmog(スモッグ)とか、最近では英国のEU離脱を意味するBrexit(ブレグジット)なんかもそう。
ただ、bromanceは日本語のロマンスという響きとは裏腹に、性的な関係の意味は全くありません。いつでも一緒につるんで遊んで「Bro」「Dude」とか呼び合ってる男友達の意味ってだけ。
実際辞書にも、
bromance
(くだけて)男同士の緊密だが非性的関係。
(informal) A close but non-sexual relationship between men.
とnon-sexualがありますね。
「Bromance(ブロマンス)」の語源
なお、語源に関しては、上記記事中に、
bromance
語源
1990年代に編集者デイブ・カーニーがスケートボード雑誌「Big Brother」の中で作った、多くの時間を一緒に過ごすスケートボーダーの間のある種の関係を特に言及するため。
Etymology
Editor Dave Carnie coined the term in the skateboard magazine Big Brother in the 1990s to refer specifically to the sort of relationships that develop between skaters who spent a great deal of time together.
とあって、スケボーが発祥とのこと。街なかでスケボーで遊んでるティーン達が海外ドラマには出てきますが、結局あれなのでした。
海外ドラマの中の「Bromance(ブロマンス)」
ブロマンスの例は、『フレンズ』初期のチャンドラーとジョーイの関係がそうかな。二人が「Bro」って呼び合ってたことがあるかは分かりませんが、二人でフーズボールしたりしてましたから。そして同性愛の関係は全然ないですね。
『ビッグバン★セオリー』でも、レナードがイケメンの物理学者と仲良くなったのを見たハワードが「ブロマンス」で二人の関係を的確に表現しています。
「Bromance(ブロマンス)」の終焉
さて、そんな熱い友情ブロマンスにも当然終焉の時が来るのですけど、それがどんな場合か分かるでしょうか?
それは、片一方にガールフレンドができたときですね。昔のように男だけでハングアウトはできなくなり、恋人含めた3人で遊びに行こうにも、彼女のいない男はおじゃま虫(third wheel)になってしまう・・・そして、結局疎遠になって行くのです。
この、いつまでも大学時代の延長でYOLOと男友達と人生を謳歌していたいのに、片一方に彼女ができてしまってそれができなくなるのは映画・海外ドラマによくあるテーマですね。
すぐ思い付くのが、映画の『スクール・オブ・ロック』。バンド仲間に彼女ができてガミガミ言われ、主人公は不承不承代理教師として働き出すのでした。
さて、そんなブロマンスに関連したsketch(寸劇)があったので、最後にそれを紹介して終わります。
題して『Bro Shelter』。
いつもつるんでるbro達が送られるシェルターの話(笑) これは飼い犬なんかのペットを下敷きにしていてかなりブラックです。これも最初の導入は彼女ができたところからですね。ちなみに、このコメディ『Man Seeking Woman』は日本では無名ですが、評判を見る限り面白そうでした。
日本ではあまりブロマンスってない気がするんですけど、現実にはあるんでしょうか? 大学の寮生活なんかはブロマンスあるかもね? それでは〜
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