「In Your Face」の意味

今回紹介の「In your face」は相手に対し勝ち誇る時に使われるフレーズ。一応、意味としては「思い知ったか」と辞書に載ってますが、ネットスラング的に「ざまあw」でも「m9(^Д^)プギャーwww」でもOKな感じ。とにかく、ほら見たことか感が出て、相手が悔しがればなんでもいいんです。

In your face

(イディオム的)あざ笑いや軽蔑の叫び。

(idiomatic) An exclamation of derision and contempt.

海外ドラマでの「In Your Face!」の例

実際海外番組のシーンでこのフレーズを使う話者の顔を見れば、このことは納得されるはずです。そういう意味では、この記事は場面キャプチャがないと理解できないかもしれません(笑)

それでは、どんな場面で誰に対して「In Your Face!」しているのか見ていきましょう。

『リック・アンド・モーティ』では神に

リックはヘマをして死を覚悟。神に祈りを捧げます。しかし一転、危機一髪助かると・・・。「There is no God」としてから、「In your face!」です(笑) ちなみに、このシーンは中指ではなく人差し指で上を指しているようですので誤解なきよう。

リック(神に): Please, God, if there’s a hell, please be merciful to me.
リック: Yes, I did it! There is no God! In your face!
『リック・アンド・モーティ』で、リックは危機一髪助かり、神など居ないとする
Rick and Morty [Credit: Adult Swim]

『モダン・ファミリー』では妻

ガレージに置いたままにしていた車の廃車処分を妻から迫られたフィルは、売れるから待ってと譲りません。そして、いざ買い手が見つかると、妻に「In your face」で勝ち誇ります。ここの「eat humble pie」は屈辱を味わうというイディオム。

フィル(妻に): Guess what? You said I couldn’t sell this? Well, you’re gonna be eating humble pie stuffed with crow… and a big side of sorry, ‘cause I just did. In your face, girl with the negative tattoo.
『モダン・ファミリー』で、フィルは車の買い手が現れて、妻に向かって「In your face」です
Modern Family [Credit: ABC]

『コミ・カレ!!』では女友達

ジェフとブリッタは飲み会でキスしてしまったことから、周りから恋人と見なされてしまい、何となしに恋人として振る舞い始めます。どちらが最初に恋人の振りができなくなるかという危険なゲームの始まりです(笑) その後、ブリッタから「I never loved you」を引き出すと、すかさずジェフは「Ah-ha!」からの「In your face」。ここのジェフの顔を見て下さい。この勝ち誇った顔、むかつきますよね?(笑)

ブリッタ: Oh, please, I never loved you.
ジェフ: Ah-ha! I win, I win, I win. In your face.
『コミ・カレ!!』で、ブリッタとの我慢比べ競争にジェフが勝つ
Community [Credit: NBC]

最後に

今回は相手に対し勝ち誇る表現「In your face!」を見てみました。どのシーンもざまあみろって感じ出てますよね(笑)

ということは、絵文字「m9(^Д^)in your face!」って外国人に通じるかもねw 誰か使ってみて。「👈🤣in your face!」でもいいかも(笑)

「In your face」の語源

ところで、なぜ「In your face」にこんな意味がと語源を調べたら、どうもスポーツのバスケットボールから来てるみたいです。まあ、上のジェフのようにムカつく顔で言われたら思わずパンチしたくなりますので、リアルでは使わないほうが賢明でしょうね(笑) それでは〜

in your face

「The American Heritage Dictionary of Idioms」によれば、このスラングっぽいフレーズは1970年代バスケットボールにおけるスポーツジャーナリズムに端を発する、相手チームへの蔑みとして、そして80年代に他の分野でも使われるようになった。

According to the The American Heritage Dictionary of Idioms, this slangy phrase originated in sports journalism about basketball during the 1970’s as a phrase of contempt used against the opposing team and extended to other areas in the 1980s.