はじまりはスラドのスレ

レンガの壁
Image by annca from Pixabay

今日スラッシュドット・ジャパンに面白いスレッドがありました

簡単に言えば、Google Homeというデバイスをアップデートすると、動かなくなってしまう(=文鎮化する)という話。

そこに次のコメントが付きます:

文鎮」みたいな素敵な言い回し、英語であるんでしょうか。

それに対し、ちょっと辛辣なコメ。

Brickだよ。ちょっとは記事読んだら。

元の記事は下記ですね。ちゃんと動詞でbrickが使われています。

自分はこの「brick」が文鎮化を意味することを知らなくて本当に驚いてしまいました。だって、日本語の文鎮も英語のbrick(レンガ)も、大本の発想は同じですからね。本来の使い方ができなくなり、重し(レンガ)くらいにしか使えないってことだから。何この一致?って感じ(笑)

Wikipediaにその辺のことが詳しくまとまっていました:

Brick (electronics)

The word “brick”, when used in reference to consumer electronics, describes an electronic device such as a mobile device, game console, or router that, due to severe physical damage, a serious misconfiguration, corrupted firmware, or a hardware problem, can no longer function; hence, it becomes as technologically useful as a brick.

「レンガ(brick)」と言う単語が家庭用電化製品に使われる時、モバイルデバイスやゲームやルーター等物理的損傷、深刻な設定ミス、ファームウェア破損、ハード問題によりもう動かないことを表す。すなわち、技術的に「レンガ」と同様使い物にならないので

The term derives from the vaguely rectangular shape of many electronic devices (and their detachable power supplies) and the suggestion that the device can function only as a lifeless, square object, such as paperweight or doorstop.

この用語は電化製品(と取外し可能な電源)が漠然とは四角いの形をなすことと、そして、文鎮やドア止めのような役立たない直角の物体としてしか機能しないことを暗示することから来ている。

注目してほしいのは、英語でもちゃんと「文鎮(paperweight)」が言及されている点(笑)

こういう文化の枠を超えて発想が一致する瞬間って本当に素晴らしいです。そして、電化製品が通常四角いからレンガってのも面白い。

でも少し残念なのは、今回の話の発端である戦犯のGoogle Homeが全然四角くない点でしょうか(笑)

Google Homeデバイス
Google Home

『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』での「Brick」使用例

この表現は海外ドラマでも出てきてました。以下の『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』では、盗聴していたセルフォンを文鎮化されたと単語「brick」が登場。私は当時視聴してたときにこの表現には気づかずスルーしてたようですね。

ジョン: Finch, are you getting anything off Peck’s phone?
フィンチ: Unfortunately, they taught him how to brick a cell phone as well.
『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』で、スマホを文鎮化されてしまいアクセスできなくなるフィンチ
Person of Interest [Credit: CBS]

最後に

さて、ここまで書いてきて思ったのが、全てはスラドのコメント氏さんなんですよね。彼(女)が「文鎮化」の英語に疑問を持たなければ、私は学ぶ機会は今回なかったわけです。そして、ちょっと辛辣な返答氏も、それがなければ自分はこうやって調べなかったのだからから、両氏に本当に感謝です。

今回は疑問を持つことの重要さを再認識したのとともに、その疑問が第三者の役にも立つってのことを改めて気付かせてくれました。それでは〜