Sorry for my bad English…
英語非ネイティブが書くネットのコメントの出だし

「Sorry for My Bad English」する人たち

このようなブログをやっているので、私は海外ドラマばかり見ているように思われるかもしれませんが、毎日かなりの英文も読んでいるんですよね。

と言っても、洋書ではありません。ネットのコメントなんです。

朝起きたら、redditの新着記事に目を通しますし、気になったのは後でじっくり読みます。YouTubeでも、気に入った動画はコメントを目をかっぽじって読みます。YouTubeコメ欄は、たまに宝のような情報が書かれていることも多数なので。最後に、寝る直前時間があるときは、Twitterで流れてくる海外ドラマネタを読んでコメント付けたりもしてます。

当然日本人なんで、日本に関係のある記事を読むことも多いんです。そして、そこには、他の日本人ユーザーが英語でコメントを付けてることもたまにあります。 でも不思議なことに、コメント冒頭で英語力を詫びる人が居るんですよ。それが記事タイトルのSorry for my Englishの件。他にも、Excuse my bad (poor) Englishのパターンもあったかな。いずれにせよ、初手謝りから入るんです。なんでだろ? 学校でそうしろと習ったのでしょうか?

そして更にムカつくことには、そういった人たちの英語が悪かった試しがないんですよね(笑) だから、はあ?あなた、何言ってるの?って感じちゃうんです。

もちろん、これは日本人の謙虚さの現れなんでしょうけど、謙虚さだけで説明付くものなのでしょうか? 過剰な謙虚さは嫌味に繋がるのは万国共通ですよね。

そこで、他の国ではどうなんだろうと疑問に思い、この風習は日本人だけなのか調べてみることにしました。そうしたら、安心して下さい、世界中でノンネイティブの英語話者は毎日せっせと謝っているのでした(笑)

reddit掲示板で、Sorry for my Englishと謝ってるユーザーをランダムにピックアップして、その人がどこの出身か母国語が何かをコメント履歴などで追って調べてみたのです。対象被験者はたった10人ですけど、フランス、スペイン、アフリカ、韓国・・・と見事にバラけました(笑) そして、日本人は引っ掛かりませんでした。

つまり、冒頭謝罪のSorry for my Englishはユニバーサルな現象なんですね。

良かった。だから、安心してこれからも使え・・・

ネイティブの「Sorry for My Bad English」への反応

ちょっと待ったー。ネイティブ側はこのフレーズについてどう思っているのでしょうか? コミュニケーションは双方向。相手がどう感じるのかも重要なファクターです。

我々日本人だって、日本語がうまい外国人が会話の冒頭毎回「私の日本語が下手で申し訳ないんですけど・・・」とか言うのを想像すると、ちょっとげんなりしますよね。

そこで、困った時のUrban Dictionary⤴️。このサイトはちょっとシニカルですが、意味をオブラートに隠さず本音トークで語ってくれるところでもあります。

早速Sorry For My Bad Englishで検索すると、2件のヒット。最初の項が・・・

Sorry For My Bad English

「英語下手くそでごめん、僕は○○人なんだ(まじ、何言ってんの?)・・・」は文法的に正しく意味も理解できる英文の前に置かれる一行、単に投稿者本人が英国/米国人でないことに目を向けさせるため。

“sorry for my bad english but i am german/french/chinese/greek/scottish(seriously, wtf?)…” is the line one puts after a grammatically correct and understandable English sentence just to point out that he/she is not “English/American…”

と、かなりシニカルですね。wtfに苛つきが感じられます(笑) というか、このフレーズ書くやつの英語は理解できるってのは既に共通認識としてあるみたいですね。

更に、二番目の項は・・・

Sorry For My Bad English

これは世界中の教育を受けた人々がメッセージの前に置く一行だ、自分の過ちに気づかない可能性を考えて、他の人々から自分自身が批評されないように、自分のメッセージを手厳しく批判されないように、文法、動詞の活用、綴りの間違い、変な段落分け等々のために。

Sorry for my bad english / Sorry for my english is the line that educated people all over the world that aren’t aware of their own possible mistakes put before their messages, for other people to not criticize them or judge their message hardly because of bad grammar, grammatical conjugation, spelling, strange paragraph formatting, etc.

ということで、こちらの意見はある種のディフェンスメカニズムという感じですかね。結構見透かされている感じじゃないかな? こちらもeducatedとあるので、本当に英語が全くできないやつはこんなこと書かないってことですね(笑)

まとめ

以上、簡単ながらまとめると、

日本人はなんでSorry For My Bad Englishと謝るのか?

世界中で謝ってるので、謙虚さとかは特に関係ない。単なるディフェンスメカニズム? でも、ネイティブには見透かされている

ってところでしょうか。

今度時間があったら、Sorry for my bad Englishで始めて、本当にbad Englishでコメントしようかな? 文法とかめちゃくちゃでw 一体どんな反応になるんだろう? 全く反応なしだと思いますけど、却って新しいかもしれない(笑)

まあ皆さんは、badはbadでも、Michael Jackson Badな英語を目指して下さい。Who’s bad? それでは〜

When I say, “Bad,” I mean, Michael Jackson Bad.
Gideon's Kitchenで、シェフがMichael Jackson Bad
Key & Peele [Credit: Comedy Central]