「Figuratively」の意味で使われる「Literally」とは?
広告
「Literally」と「Figuratively」の意味の違い
literallyは「文字通り」の意味ですね。その字句通りってこと。figuratively(比喩的に)の逆の意味ですね。
以下のシーンでは、クラウスはオラフの悪巧みを見抜きます。オラフはバイオレットと芝居内の夫婦役としてfigurativelyに結婚するのではなく、なんとliterallyに結婚して財産を独り占めしようとしているのです。
他にも、上の記事のon fireを使って説明すると、
He’s on fire literally.
なら、本当に火がついているんです。その人の服なんかが燃えている状況。早く消火しないと!
その一方、
He’s on fire figuratively.
なら、比喩的に燃えている→乗りに乗っていて絶好調というわけ。現実世界では火はついていないんです。良かった!
この「literally」と「figuratively」な状況を同時に起こして笑いに繋げるというのは海外ドラマ・コメディにあるあるなので、覚えておいて損はない感じです。
『ビッグバン★セオリー』での例
それでは、次の『ビッグバン★セオリー』でのザックのセリフはどうでしょうか? コミック屋にliterally a million years行ってないのだそうです・・・。当然、シェルドンに即座に突っ込まれます(笑)
シェルドン: Literally? Literally a million years?
ここなんかは人間は百万年も生きられないのでfigurativelyが相応しい場面ですよね。百万年くらい長い間行ってないという比喩的な意味ですので。まあ、ザックの真意は「それくらいの期間」と強調してるだけで、reallyくらいの感覚なのでしょうけどね。
ところで、ザックはおバカキャラとして『ビッグバン★セオリー』に登場するので、バカなキャラがバカなセリフを言っただけと思いきや、実はこの「figuratively」であるべきところを「literally」にする使用例が日常頻出すると言うから驚きです。
「Figuratively」を「Literally」で使うことを指摘する記事
検索すれば、それこそ文字通り星の数ほどの記事が出てきます(笑)
結局上記記事群を簡単にまとめれば、この「literally」の使い方(誤用?)は昔からあって、文法にうるさい人(シェルドンのような)からは眉をひそめられてる状況。上で例に出したザックのようにfigurativelyがピッタシな場面で強調としてliterallyを使うのが混乱の原因とのことのようです。
英語を学習してる自分からすれば、そもそもliterallyを使うという発想がないので誤って(?)使うことはなさそうですが、なかなか面白い話題だったので紹介してみました。それでは〜
広告