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今回は宇宙に関連する語彙で、日常的に使われるものを見ていきます。

思うに、昔はスマホもなく夜は夜空を見上げるしかなかったのですから、天文関連の用語が一般化するのは当然なのかもしれませんね。

Star

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もちろん、最初はスター、星。既に日本語にもなってます。star gazerなら星をみる人、といった感じ。

そして、映画や海外ドラマの文脈だと、名詞で「主役」や、動詞で「主役を演じる」という意味があるのは外せないポイント。

実際、エンドロールなんかでどの俳優が出ていたのかが紹介されるのは既におなじみのパターンになってます。

次は『刑事コロンボ』から。co-starで共演が表示されていますね。

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Columbo [Credit: NBC]

Moon

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Image by Ponciano from Pixabay

次は月。The moonとthe付きなら地球の周りを回ってる月ですが、moonは天文学的には衛星の意味ですね。星の周りを回るのが惑星。そして、その惑星の周りを回るのが衛星。土星がたくさん月を持ってるというのは意外な盲点かもしれません。

そんなmoonには「(からかって)お尻を出す」という非常におかしな意味があります。まあ、遠くから見れば、満月が出てるように見えるからなんでしょうけれど・・・(笑)

こんなボキャブラリ全く使われないと思いがちですけど、実はこの意味でのmoonの利用が頻発する海外番組が一つあるんです。

それが、リアリティ番組『サバイバー』

この番組は、無人島で数十名が生活し数日ごとに不要な人を追放していき、最後まで残った人が1億円というリアリティ番組。その中で、ゲームに勝った数名だけに、ごちそうやらシャワーやら無人島生活では味わえない贅沢をゲットできるイベントが都度あります。その勝者がクルーザーなどで旅立つ際に、ゲームの負け組が悔しさのあまりよくやるのがこのmoonなのでした(笑)

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Survivor [Credit: CBS]

Stellar

stellarは「星の」と言う意味の形容詞。しかし、日常では「(経歴が)輝かしい」という意味で出てくるほうが多いと思います。

次は『ブレイキング・バッド』のハンクが、経歴をstellarと褒められるシーン。

上司: Hank, I gotta say, your work here has been stellar. Really first-rate.

ハンク: Thank you, sir.

Breaking Bad/Season 5/Episode 4

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Breaking Bad [Credit: AMC]

Nebulous

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Image by WikiImages from Pixabay

nebulaは天文学では「星雲」。観測した時に雲がかかってるようなところですね。だから、その形容詞系のnebulousに「曖昧な、不明瞭な」という意味があるのは、結構しっくり来る感じです。ちなみに、発音はネビュラス。

このパターンでの使用例は『SHERLOCK(シャーロック)』に見つけました。ワトソンが襲われますが、ホームズは敵のパターンを見抜けないで憤りを表します。それをtoo nebulousで表現です。

ホームズ: I can't see the pattern. It's too nebulous.

Sherlock/Season 3/Episode 1

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Sherlock [Credit: BBC]

最後に

今回は天文学に関連する用語で、意外な意味を持つものを見てみました。

moonは個人的には覚えて頂けたら嬉しいんですけど、使い所はあまりないかな?(笑)

冬にと突入して寒さが厳しくなってますが、たまには空気が澄んだ冬の夜空を見上げて、関連する英単語に思いを馳せるのも悪くないかも知れませんね。それでは〜