ビッグバン★セオリーの脚本の穴(Plot Holes)(2)
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以前、ビッグバン★セオリーのストーリー上の穴(plot hole)で少し毛色の違うものを紹介したことがありました。
それ以降も、番組自体は終わってしまったのにも関わらず、数々のplot holeがファンの手によって発見されてるビッグバン★セオリー。裏を返せば、それだけ愛されている証左なのかもしれませんね。
ところで、最近個人的に面白いと思ったplot holeが次
シェルドンとバーナデットが初めて会った時期についてです。
シーズン10(Huluで最近公開開始されたので、気になる方はチェックしてみて)に次のような会話があるのです:
エイミー: At the end of the day, she was wrong because you’re not alone.
シェルドン: You’re right. I have Leonard and Howard and Raj, Stuart, Penny, Leonard’s mum, Bernadette, Wil Wheaton…
(中略)
I was going chronologically.
The Big Bang Theory/Season 10/Episode 12
エイミーがシェルドンを一人じゃないと励ますシーン。シェルドンは友だちの名前を”時系列順に(chronologically)”挙げていきます。
最初がレナード。これはルームメイトになったときですね。次は、シーズン3エピソード22でのフラッシュバック。
それから、ハワードとラジですね。この二人はレナードが連れてきたのでした。同じエピソードから。
その次がコミック屋のスチュアート。これもコミック好きのシェルドンですから納得ですね。レナードより早くてもよいくらいです。なお、ビッグバン★セオリーの番組自体へのスチュアートの登場は、シーズン2エピソード20と意外と遅めでした。
その次に、おなじみ初期の紅一点ペニーの登場。ビッグバン★セオリー一番最初のエピソードですね。ここから伝説が始まった。
それから、レナードの母親。出会うやいなや、すぐ意気投合してましたっけ(笑) シーズン2エピソード15での話。
それから問題のシーズン3エピソード5でのバーナデットと宿敵ウィル・ウィートン。ストーリー上重要なキャラが同じエピソードに同時に登場していたのですね。
まずはバーナデット。彼女はペニーがハワードの相手にと連れてきたのでした。以下はダブルデートのシーン。最初はぎこちなかったのですが、最終的にバーナデットとハワードは意気投合します。
そしてその裏では、シェルドンとウィルのカードバトルがコミック屋で幕を開けていたのです。
感の良い方ならもうお気づきですね。そうなんです、
このエピソード内でシェルドンとバーナデットは会っていないのです(笑)
だから、シーズン10での時系列順での言及は間違っているのですね。番組制作者側の視点でビッグバン★セオリーに登場した順ならば正しいのですが。
もちろん、シェルドンの勘違いということもありますが、シェルドンがいつも言ってるように、彼はeidetic memory(直観像記憶、見たことをそのまま記憶)できるので、どうしても矛盾してしまうのでした(笑)
それにしても、これを発見した人はすごいですね。よく見てるなーと言う感想です。
それと同時に、なぜ脚本家陣が撮影時に気づけないのかも疑問。だって、総シーズン数12と言っても、本にすれば10冊程度の分量。そこまで各キャラの設定の管理が難しいわけじゃないはずと素人的には思うんですけどね。まあ、納期があったりして確認してる時間がないのかな。
以上、このplot holeはかなり面白かったのでまとめてみました。それでは〜
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