黒人男性がフルーツのヨーグルトがけに目をむく
Image by JuanitaL57 from Pixabay

damn goodを辞書で引くと「ものすごくいい」と言う意味が出てきます。

これってよく考えると不思議なんですよね。だって、damnは「畜生!、くそ!」という罵倒を表す時の定型表現ですからね。なんで、ものすごくになるのか。正反対の意味になってる気がします。

でも、これは日本語にもよくあるお馴染みのパターンなんです。あまりに良すぎて逆に悪態をついてしまうってことが。

例えば、友達に美味しい蕎麦屋があると誘われて乗り気じゃなく行ってみたら、ものすごく美味しかったと想像してみて下さい。

畜生、うますぎる!

あまりの美味しさに、認めたくないものの認めざるを得ないその葛藤が「畜生」につながってます。そして、意味は「ものすごく」になるんです。ほらね、日本語も英語も根本は同じです。

というようなことを、ツイン・ピークスのクーパー捜査官がパイを頬張っているシーンで気づきました。単なるvery goodではないんですね。damn goodと思わず罵りたくなる、唸るほどの味なんです。もしかしたら、日本語の「くそうま」がそれにあたるかもしれませんね。って、くそうまって一般的な言葉なのかな?

クーパー捜査官: This pie is so damn good. Damn good.
『ツイン・ピークス』で、クーパー捜査官はパイに舌鼓を打つ
Twin Peaks [Credit: ABC]

ところで、そんな思わず罵ってしまうdamn goodですから、相手にそれを要求するときは、相当のハイレベルを求めることになってしまいます。ある意味、脅迫的にも響きます。

例えば、次のPERSON of INTEREST 犯罪予知ユニットでは、二人の逃亡者を匿う捜査官が、CIAに嘘を言い続けるためのdamn good reasonが必要と述べるシーン。ここなんかは、「普通の」理由じゃだめなんですね。「とびきり」説得力がある理由が必要。そして、それが無いなら二人をこれ以上匿えないと暗に述べてもいるんです。

女性捜査官(二人に向かって): If I'm going to keep lying to government agents to protect you two, I'm gonna need a damn good reason.

Person of Interest/Season 1/Episode 11

最後に

今回はdamn goodの例を通して、damnが「ものすごく」の意味になる理由を見てみました。といっても、日本語にも英語にも共通のメカニズムなんですけどね。こういうのは辞書ではなかなか身につかないところだと思います。そういう意味でも、英語字幕での海外ドラマ視聴はおすすめですよ。

ところで、私はアウトドアが好きなのでよく山に行くんですけど、朝コンビニで買った100円おにぎりが山頂ではdamn goodになるのがいつも不思議なんですよね。単にお腹が空いているだけでは説明できないような・・・(笑)

今日はこのへんで。それでは、また〜