「The Last Thing」で否定の意味になる不思議
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久しぶりに英語っぽい表現を紹介しようということで、今回は「the last thingで否定の意味」になることを見ていきます。
英語の授業なんかでは、これは通常「最後にすること=したくない」と説明されると思います。
例えば次の名作海外ドラマ『ブレイキング・バッド』では、弁護士に逃亡しろとアドバイスを受けたウォルターは、runはthe last thingと言ってますね。もちろんしたくないわけです。家族と離れ離れになってしまいますし。
他にも、同シリーズからは、「俺の話を聞く必要がある」とウォルターに言われたマイクは、「お前の話を聞くのは最後」とこちらも話を聞くつもりは毛頭ありませんね(マイクとウォルターだけに(笑))
でも、よく考えてみると、日本語だと「最後にする事」ってやはり完全な否定にはなりませんよね。
例えば、次のようなシチュエーションを考えてみてください。皆さんが夫(妻)を殺した罪で裁判にかけられるとしましょう。もちろん、無実なんです。でも、その時、法廷で「夫(妻)を殺すことは私が最後にすることだ」って言います? 絶対言わないはず。だって、「それじゃー、最後にはやるってことだよね??」とツッコミが入りそうだから(笑) でも、英語だと最後にする事で「殺さない」という否定になるんです。これってすごい不思議ですよね。よく分かりませんが、英語と日本語、そこに明確な違いがあるのですね。もしかしたら「最期」とすれば意味はあうのかもしれませんが・・・。
いずれにしても、今回の結論は・・・日本の法廷では英語的な表現は使わないほうが良いってことかもしれません(笑) それでは、また〜
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