普通ではないことを意味する「Quite a 〜/ なかなかの、すごい」
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今回紹介するのは口語で使われるquite a 〜という言い方。意味は「なかなかの」ということで、普通でないことを表わせます。
例えば、仕事帰り同僚に「Quite a day」とため息交じりに言えば、その日が普通の日ではなかったことを表せるといった具合。具体的にどういった日なのかは分かりませんが、とにかくすごい一日だったのです。新型コロナウィルス患者が出て会社が大騒ぎだったとか、お客からの商品問い合せで電話が鳴りっぱなしだったとか。とにかくすごい日、quite a dayなんです(笑)
この言い方って自分は最初はかなり戸惑ったんですよね。だって、肝心の形容詞がないんだもん(笑) 聞く側としては具体的にどんな日か知りたいじゃないですか。でも、quite a dayですごい日、平凡な一日ではなかったとだけなんです。良いとも悪いとも言わないんですね。
これと同じフレーズに「What a day」というのもありますが、こちらも具体的には言ってませんね。「(今日は)なんて一日だ・・・」ってだけ。それで伝わるんです。
でも実際のところ、quite a 〜でどれくらいのことを表現しているのかって気になるじゃないですか(笑) そこで、今回はquite aが出てくる海外ドラマのシーンを見て、どのくらいquite aなのかを見てみたいと思います。
まず最初はギルモア・ガールズから。パーティーを抜け出した父親に娘が近づいて一言「Quite a party」。祖父母の結婚式やり直しのパーティーのことですが、生オーケストラ演奏に乗ってダンスをしてるところを見ると、相当なパーティーですね(笑) ちなみに、会話の糸口(きっかけ)としてquite a 〜は非常によく使われます。
ローリー: Quite a party, huh?
Gilmore Girls/Season 5/Episode 13
次はglee/グリー。音楽イベントを見に来た男は会場を見渡してQuite a turnoutです。turnoutは出席者数のこと。かなりの人の集まりなんですね。実際の体育館の俯瞰イメージでは満席なのが分かります。
男: Quite a turnout
Glee/Season 1/Episode 16
ここまでくれば、後は簡単。
次のホテル・バビロンでは君の父親はQuite a character。つまり、相当な人物なんですね。良いとも悪いとも言ってませんけど印象に残るって感じ。
I just met your father. Quite a character.
Hotel Babylon/Season 4/Episode 4
ホームランドではquite a collection。相当に集めたコレクションなのが想像できますね(笑)
That's quite a collection.
Homeland/Season 6/Episode 12
最後に
今回はquite a 〜という言い回しを見てみました。意味は名詞の前につけて「なかなか、すごい」という普通でない感じを表せます。使われるのは感想を表す時が多いですかね。だから、huh? つけて相手に同意を求めたりもできるんです。それでは〜
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